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武蔵野クリーンセンターを見学
 2月5日(水)、私の所属する貫井坂下西組自治会が清掃関連施設のバス研修会を取り組み、私も同乗させていただきました。
見学したのは武蔵野市にある「武蔵野クリーンセンター」。武蔵野市と三鷹市が1984年に共同で設立した施設で、焼却施設と不燃・粗大ゴミ処理施設をそなえています。

 一行は施設の3階の会議室に案内され、武蔵野クリーンセンター課長補佐の大川正広氏から説明を受け、その後、ビデオ上映(「ゴミの行方について」/武蔵野市作成)、施設見学へと流れて行きました。
 この施設は、武蔵野市と三鷹市が共同で設立しているにもかかわらず、現在、武蔵野市のゴミのみ扱っています。処理能力は、焼却施設が一日24時間運転で、日量195トン。不燃・粗大ゴミ処理施設は一日5時間運転で日量50トン。焼却施設の方は、ゴミ量がそんなに多くないこともあり、3炉のうち2炉のみ運転。900度〜1,000度で燃やしているとのことです。

 この種の施設は、地域住民にとっては「迷惑施設」であり、小金井市でいえば、その代償として、地域住民のための集会施設などが設けられていますが、この施設の場合、地域還元施設の建設はなく、その代わりに、
(1)地域住民の健康診断を市で実施
(2)地域住民と行政との間でつくられている「運営協議会」のニュースを年2回発行
(3)年1回、バス2〜3台で、地域住民対象のバス研修会を実施
とのこと。また、この間、地域住民からの要望にもとづき、地域のダイオキシン調査を実施。焼却施設の熱エネルギーは、クリーンセンター・市役所・市の体育館・第4中学校の温水プール・市の温水プールの暖房等に活用されているとのことでした。

 施設稼働の上での悩みとして、可燃ゴミのなかに混入されている乾電池が日の出町の処分場(埋め立て地)から指摘されていること、処分場への搬入量が毎年、割当量を超過していること。乾電池混入に対しては、乾電池をよりわける装置を設置、割当量超過に対しては現在、不燃ゴミの焼却処理ができないかどうか検討中とのことでした。

 質問コーナーで私は、「建設費用および年間の維持管理経費」を質問。建設費用は、焼却施設が48億5千万円、不燃・粗大ゴミ処理施設が10億3千万円。その後のクリーンセンターの施設充実のために、さらにこの間、44億円投資。年間の維持管理費用は、クリーンセンター全体で11億〜12億円(運営委託費・工事費・人件費など)。

 参加者は、「ビデオの内容と大川氏の説明が、とてもわかりやすかった」「自分のゴミの出し方を、あらためて点検しなければならないと感じた」など、大変好評でした。


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