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晴天の水防訓練

写真 市主催の水防訓練が、真っ青な空に太陽の光がさんさんと輝く5月10日(日)の午前、武蔵野公園野川第二調節池で行なわれた。毎年、この時期に行なわれるもので、今回のような好天のなかで開かれるのは、あまり例がないのではないかと思うほどの天候であった。
 水防訓練は、イザ!という時にそなえて小金井市や消防団、消防署が連携して被害の拡大防止のために訓練を行なうことを第一に、消防団や消防署の方々が築き上げた水害防止の様々な工法を市民に紹介し、学んでもらうことを目的としている。

 市議会議員は市から貸与された防災服を身にまとい出席するが、私は地域の防災会の役員をつとめていることから防災会のみなさんと同様に私服で参加し、一度も防災服を着込んだことがない。そのためこの春、「サイズが合わなくなった人は、防災服を交換します」と市議会事務局から言われても、ロッカーにしまい込んである防災服のサイズが合っているのかどうか、わからずじまい。だから、イザ!という時に防災服に手足を入れ、出かけようとしても、50歳のこの身のデッ張った腹がしっかりとベルトに収まるのかどうか、不安ではある。防災服を身につけることがないことを祈るのみである。

写真 例年と同様な水防工法が披露されたが、新たに勉強になったことは「かまつき工法」である。説明では「マンホールに流れ込んだ大量の雨水が、マンホールの蓋を突き上げて地上に溢れてくるのを防ぐためのもの」。できあがったものを見ると、マンホールの周囲を、積み上げた土嚢(どのう)で丸く囲んだだけ。“こんなので、どうして防げるの?”と怪訝な思いでいると、次のような説明が続いた。「マンホールから溢れてきた水が土嚢の高さにまで達してくると、たまった水の圧力でマンホールの蓋が押さえ込まれ、蓋が閉まって溢れなくなる」。“なるほど!”と、一緒に説明を聞いていた教育長と顔を見合わせた。おそらく、これまでも同様に説明がされてきたとは思うのだが。しっかり学ぶことが大切である。ただし、そのあと、こんな疑問が湧いてきた。“このマンホールからの溢水は防げたとしても、下水管への雨水の流入を防がないかぎりは、下水管内の大量の雨水が出口を求め、ほかのマンホールに集中することになる。ここからの溢水は防げても、他のマンホールからの溢水につながるのではないか?”。間髪を入れずに、こんな答えが浮かんできた。「溢水しても大丈夫な場所のマンホールから、雨水を吐き出させれば良い」。答えになっているのかどうか、わかりかねる。

写真 来年4月から、既存住宅への火災警報器の設置が義務付けられる。今回の水防訓練では消防署が新しいパネルを用意した。「設置が義務」と言われても、設置費用は個人持ちである。この不況のもと、各家庭でどこまで対応できるであろうか。小金井市も、購入費への補助を行なうべきである。

(2009年5月11日付)

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