城下のり子

「笑顔」城下のり子です

しんぶん赤旗

2007年12月議会報告 電話04-2942-9456


 航空記念公園東側駐車場の歩道拡幅工事が11月末に終了しました。住民のみなさんの粘り強い運動と、塩川てつや衆議院議員・柳下礼子県会議員との連携で歩行者の安全確保が前進しました。ひきつづきみなさんの声を届け、実現に向けがんばります。

<子育て>

イラスト○ 子ども部創設で子育て支援予算を拡充するのか
 市長は子育て支援として子ども部の創設を掲げていますが、組織再編だけでなく子育て支援の予算を拡充するよう質問しました。市長は「保護者の負担を減らし、支援策については組織を見直す際に対応したい」と答弁しました。

○ 家庭保育室の保育時間延長・来年度実施へ
 認可保育園に入れない子どもたちが入所している家庭保育室は、保育時間が午後4時半までです。それ以降は、延長保育となり利用者の負担は深刻です。昨年の3月議会に引き続き取り上げ、認可保育園同様の保育時間にするよう質問しました。部長は「区切りのいい時期に、時間延長を実施したい」と答弁しました。

○ こども医療費助成制度の中学校までの拡大を
 昨年10月から、念願の窓口払いが廃止され子育て世代から大変喜ばれています。現在、医療費助成制度は小学校入学前までとなっていますが、昨年3月議会の提案で約束した中学校卒業まで実施している自治体の調査結果と年齢拡大について、再度質問しました。
 市長は「実施自治体は県内14市町。年齢拡大は段階的にできるか検討する」と答弁しました。

○ 病後児保育の充実について
 病気後の回復期に保育を行う病後児保育は、現在、東狭山ヶ丘で一ヶ所実施しています。東部地域にも設置するようこの間提案してきました。今年度から医療機関で実施の場合にも県の予算が付くことになっています。部長は「新所沢地域で現在検討している。東部地域についても検討する」と答弁しました。

○ 児童・生徒のエンフルエンザ等の予防接種にも助成を
 麻疹・インフルエンザが流行するなか、予防接種費用が子育て世帯の負担となっています。市の独自助成制度で負担軽減するよう質問しました。部長は「今後、国の動向も見ていきたい」と答弁しています。

○ 学校給食のアレルギー対策について
 食物アレルギーを持つ児童生徒に対し市は除去食を中心に対応しています。子どもたちにあわせた代替食をより一層充実するよう質問しました。部長は「各学校では、代替食を実施しているところもあるが、今後も子どものことを考えて一番に対応したい」と答弁しました。

<環境>

○ 廃プラスチック焼却計画にストップを
 所沢市のごみ処理の基本方針を大きく変える「廃プラ」焼却が審議しています。その理由に、ごみ処理費の削減をあげていますが、廃プラ焼却により発生する二酸化炭素等の環境対策費や休廃炉を検討してきた西部クリーンセンターc炉の存続など、廃プラ焼却は経費削減になりません。また、当麻市長は選挙時の市民アンケートに「廃プラ焼却反対」と答えていますが、12月議会で他会派議員の質問に「2008年度に廃プラ焼却の実証実験を行う」と答弁しています。私は「実証実験先にありきではなく、ごみの減量・資源化を最優先に行うこと。多額の税金をかけている西部クリーンセンターc炉を廃止するよう質問しました。市長は「就任して廃プラ焼却のメリットもわかったので、実証実験の結果を見て総合的に判断する。焼却にあたっては市民の理解を得るよう努める。c炉については、西部クリーンセンター建て替え時に検討する」と答弁しました。

<労働>

○ 公契約条例の制定で労働環境の整備充実を
 市長は入札制度改革を掲げていますが、安全な公共施設の確保や労働者の生活を守るためにも公契約条例の制定についてどのように考えているか質問。また、部長に市の指導文書に労務単価表の導入について質問しました。市長は「各種法令で対応すべき。この間の日本共産党の提案で、建設産業の所定労働時間や2省協定労務単価に留意することや労働災害の防止等を盛り込んだ」と答弁。部長は「入札参加及び工事施工における注意事項で指導する」との答弁にとどまりました。

(「市議会報告」2007年12月号から)