道理も大義もない定数削減 今こそ、汚職・無駄づかいをチェックする議会を 増税・負担増から市民を守る議会に

イラスト 今、地方議会では、汚職・腐敗・無駄遣いで行政に対する不信の声が高まっています。重税と市民負担増が強まり、今こそ、議会のチェック機能が求められている時です。
 自治省も「政治行政が、市民の眼に届かぬ方向では民主政治は育たない」と、指摘しています。
 12月市議会に市民クラブ(保守系会派)や公明党市議団から所沢市議会議員定数削減提案が議会運営委員会(議運)に提出されました。
 18日の議運では全会派一致とならず、議運の申し合わせ事項により取り上げないことになっています。
 所沢市の場合、地方自治法で定められている上限定数は46名ですが、現在はそれよりも10名少ない36名です。
 もし、定数削減が強行されたら、今の増税・負担増路線の流れの中で、チェック機能が後退することになります。
 特に所沢市は人口が増える傾向にあり、議員数は増やしこそすれ削減して市民の声をつぶすなどは、とんでもない暴挙です。
 今回の議員削減の動きを許してはなりません。

所沢市の議員数は多くない

 なぜ今、議員定数を削減する必要があるのでしょうか?
 埼玉県内40市のうち、10万人以上の市が18市あります。これらの市の市議会議員一人あたり人口を比較すると、所沢市は3番目に議員数が少ない市になります。

議員が少ない自治体順
議員あたりの住民数で比較(人口10万人以上の市)
自治体名
議員数
法定上限
議員数
人口
議員一人
あたりの
住民数
川口市
44
46
480,524
10921
越谷市
32
46
318,097
9941
所沢市
36
46
335,383
9316
川越市
40
46
328,386
8210
草加市
30
38
234,203
7807
上尾市
32
38
221,563
6924
春日部市
36
38
242,383
6733
入間市
24
34
148,374
6182
狭山市
27
34
157,699
5841
新座市
30
34
151,716
5057
三郷市
26
34
130,811
5031
富士見市
21
34
103,324
4920
朝霞市
28
34
123,205
4400
戸田市
27
34
117,296
4344
鴻巣市
30
34
118,767
3959
熊谷市
61
34
192,317
3153
ふじみ野市
44
34
102,843
2337
深谷市
75
34
145,634
1942
※人口は2006年6月1日現在


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