待ち望まれた『男女共同参画条例』制定へ

 所沢市議会9月定例会は、2日開会17日閉会の日程で開催されます。通年より早いのは国民体育大会が控えているため。今議会は平成15年度決算が諮問され、閉会後の決算特別委員会で審議されます。また、提案された議案のうち主なものは「男女共同参画条例」の制定、狭山ヶ丘区画整理事業の西武線との立体交差工事の契約、一般会計補正予算では15億円にのぼる「基金」への積立などとなっています。

市民の粘り強い運動実る
 2年前の5月、超党派による女性議員が中心となり、男女共同参画を進める会を立ち上げ、市内の女性団体などを交えての懇談の末、「条例をつくろう会」を組織。学習会や市役所部長への聞き取り調査、先進市の条例などを取り寄せ、独自の条例案をまとめあげました。
 並行して進行していた市担当部の条例に反映すべく、行政側とも粘り強く懇談を重ね、その結果この度の条例案の提出となったものです。
 「条例をつくろう会」案の名称は「男女平等参画条例」に対し、市の案は「男女共同」となっているなど、すべて反映されたものではありませんが、憲法を踏まえた前文、第三者による「苦情処理専門委員」の設置など、基本的な視点は反映されたものとなっています。

昨年度決算は29億円の余剰金
 平成15年度一般会計の歳入と歳出の差額から、翌年度に繰り越すべき金額を差し引いた実質の余剰金は、29億5142万円となりました。このうちすでに10億3500万円は今年度支出、今議会では残りのうち15億円を「基金」に積み立てます。

(「新しい所沢」2004年9月5日 No.31から)


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