新しい所沢

わたしたちの税金が買収資金に
自民党・新井正則衆院議員はただちに辞職を!
 昨年末、衆院選埼玉8区で初当選した自民党森派の新井正則議員(48)が選対幹部らに現金を渡し買収を指示した疑いで、埼玉県警に逮捕されました。買収の資金には国民の税金である政党助成金があてがわれた疑いが伝えられています。自民党は全容を究明し、議員辞職を含め政治責任を明確にすべきです。

買収の資金は政党助成金 国民の税金年300億円
議員も辞め助成金廃止を 塩川衆院議員

 国会議員のイスをお金で買い取る買収は許しがたい行為ですが、今回はその資金に政党助成金があてがわれていたとされており、二重に許せません。
 政党助成金が政治腐敗の温床になっていることを改めて浮き彫りにしました。
 政党助成金は使い道に制限がなく、政党の裁量に任せられています。
 このため、料理屋の飲食代から人件費、テレビコマーシャルまで使い道は勝手放題。このたびのような助成金を流用した不正腐敗が後をたちません。
 各党の今年の交付額は、自民党153億9700万円、民主党96億8200万円、公明党29億3000万円、社民党16億8600万円です。
 日本共産党は政党助成金制度は国民の思想・良心の自由を侵す憲法違反の制度として、一貫して廃止を主張、1円も受け取っていません。
 逮捕された新井議員は即刻議員を辞職すること、また今回の教訓からも政治腐敗の温床となっている政党助成金の廃止も強く求められます。

ラーメン屋さんもあきれ顔
 いつにも増して地元支援者が駅頭の宣伝に立ち、応援の先頭に立っている市議会議員も、自分の宣伝カーで町内をまわっていました。美原町のラーメン屋さんは「あの人はもう市民に顔を出せないね」とあきれた表情でした。行きつくところに来たという感じです。(野辺悦志氏談・市内在住)

福祉・暮らし守ってがんばりました
特別養護老人ホームの待機者
解消するには市も整備を

 特別養護老人ホームの入所待ちの方は02年4月現在で1054人にものぼっています。
 市の計画では07年までに今の8ヶ所から11ヶ所に増やし、受け入れ人数を230人増やす計画です。
 しかしこれでは待機者の4分の1しか入所できず抜本的解消にはなりません。これは市がホームの整備を民間まかせにしているためです。
 市が直接整備に乗り出すことなしに待機者の解消は困難です。
 議会では小林・荒川議員が質問して早期整備を求めました。
 また民間のデイサービスに年間5万円の補助金がでる「お達者クラブ」の制度では平井議員が公的施設の使用など「改善」を求めました。
 城下議員は教員配置のない障がい児の「ニ重学籍」構想の問題点を指摘し、教員配置を求めました。

西武車輛工場跡地周辺の開発に50億円〜100億円投入
 いま、市では所沢駅西口まちづくり事業として、西武車輛工場跡地5.5ヘクタールを核として、周辺4.5ヘクタールを含む地区の区画整理事業を立ち上げるための住民説明会を開始しています。
 総事業費は不確定要素があるため50億円〜100億円という幅がありますが、多額の税金が投入される公共事業です。
 しかし、大地権者の西武鉄道は区画整理後の構想を明らかにしないため、近隣の再開発計画にも影響を与えております。
 日本共産党は西武の開発を市が肩代わりするものとして反対しています。

憲法9条ふみにじる 自衛隊のイラク派兵
力あわせストップを

 アメリカの始めたイラク戦争が泥沼化し、自衛隊が初めて戦地に派兵されました。小泉首相は給水や人道復興支援を言いますが、実態は米占領軍の戦争支援です。イラク復興は国連中心の枠組みに変えることでしか成り得ません。

意見書に背を向ける21議員クラブ・公明党
 12月市議会で日本共産党などが提出した「イラクへの自衛隊派遣に反対する意見書」は21議員クラブと公明党の反対で実りませんでした。

●憲法九条 (1)日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。(2)前項の目的を達成するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

参議員補欠選挙と総選挙の結果を受けて
あべ幸代(日本共産党前参議員議員)


 「リストラで大もうけをあげている大企業・財界がお金の力で政治を丸ごと買収して消費税増税という今よりいっそうの痛みを押し付ける―こんな横暴が許せるでしょうか」と力の限り訴えた参議員補欠選挙と総選挙、議席を大幅に減らす申し訳ない結果になりました。
 しかし財界がしくんだ増税と憲法改悪を軸にした「保守二大政党論とのたたかいはこれで終わったわけではありません。自民・公明の小泉内閣は自衛隊のイラク派兵と年金改悪で新しい年も不安一色に塗りつぶそうとしています。悪政に押しつぶされる人がいなくなるまで、私・あべ幸代はくらしの現場の声を政治に届けます。健康上の理由から引退する富樫錬三さんに倍するご支援であべ幸代を再び国会で働かせてください。大門みきし議員ともどもどうぞよろしくお願いします。


(「新しい所沢」No25 2003/12/21、No26 2004/01/11から)



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