議会特集
「市税条例の一部を改正する条例」は、六十五歳以上で前年所得が百二十五万円以下の高齢者に対する個人住民税が現在非課税であったものを段階的に廃止し、課税対象者とするものです。前年度では三千人が対象になります。課税対象になると、国民健康保険税、介護保険料も上がります。これに反対したのは共産党のみでした。

 三十二年ぶりに「流会」となった所沢六月定例会はその後、市長が臨時会を招集して市税条例改正などの議案や「西所沢駅に西口改札口の開設」を求める請願(採択)の審査を行ないました。臨時会のため議員の一般質問は行なえず、「流会」が市民の声を反映する機会を奪った形となりました。

年金収入245万円の夫婦世帯の場合

平成17年度 平成20年度 増減額
年金収入額 \2,450,000 \2,450,000 \0 今後段階的に減らされます
年金所得額 \1,050,000 \1,250,000 \200,000 年金所得控除の縮小が影響
所得税 \0 \33,900 \33,900 老年者控除廃止のため
県民税 \0 \12,800 \12,800 新たに課税される
市民税 \0 \9,720 \9,720 新たに課税される
国民健康保険税 \91,560 \106,160 \14,600 年金所得控除の縮小が影響
介護保険料 \26,400 \44,800 \18,400 市民税額が影響
負担合計 \117,960 \207,380 \89,420 これだけ負担が増える

年金収入 - 所得税 - 市への納入額 1年に使えるお金
2,450,000 - 33,900 - 173,480 2,242,620
1年に使えるお金 1ケ月に使えるお金
2,242,620 ÷ 12ケ月 186,885
毎月かかる費用
家賃
65,000
水道光熱費
13,000
電話代
2,800
合 計
80,800
1ケ月に使えるお金 - 毎月かかる費用 ÷ 30日 1日の生活費
186,885 - 80,800 ÷ 30日 3,530

一人あたりにすると1,768円で一日生活することになる。
食費(飲料費)・被服費・慶弔費・生活雑貨(洗剤やトイレットペーパ等)この金額でまかなう。