3月市議会報告

3月議会開会
幼児医療費助成年齢拡大
5才以上就学前まで千円負担

 二月二十四日開会の所沢市議会第一回定例会は、二〇〇五年度一般会計予算など四十四件の議案が提案されています。
 一般会計の新規事業では民生費で、現在四才まで無料の幼児医療費(通院)無料化が就学前まで無料とし、拡大部分については一医療機関千円の自己負担となる予算も計上されています。
 衛生費には一般廃棄物収集運搬業務を市内三割の地区について委託する予算、商工費では市が借り上げた空き店舗でギャラリーの開設、地域産品やクラフト工芸品などを販売する事業なども計上されています。
 土木費では、北岩岡の踏切道改良、教育費では所沢小、所沢中の増築事業などが計上されています。 

まちづくり特別委中間報告まとまる

 所沢駅周辺のまちづくり推進に関する特別委員会(荒川広委員長)は、三月一日の本会議で中間報告する内容について、意見の一致をみた項目をまとめました。
 当委員会は、西武車両工場跡地とその周辺を含む「所沢駅西口まちづくり事業」と、「日東地区のまちづくり事業」、これに「所沢駅東口に建設予定の西武テナントビル二棟の建設と一部駅舎改築」について調査してきました。
 中間報告がをまとめるにあたっては、西武鉄道側からの事情聴取、プロぺ商店街や日東開発準備組合の関係者からの要望や意見聴取など重ねてきました。
 最終的には「提言」としてまとめる方向ですが、当委員会の審議中でありながら無関係に手続きを進める行政の姿勢をけん制するため、委員会としての統一した意見を中間報告にまとめたものです。
 二〇〇五年度当初予算には、西口地区まちづくり調整事業や、日東地区まちづくり調整事業なども計上されていることから、議会では中間報告との対比などに論議が白熱する模様です。


東部クリーンセンター
建設契約で「暴露本」究明待たれる

 一月に出版された「バックステージ」という本が、職員や議員の間で注目を集めています。
 退職した市職員が、フィクションと断りながら、東部クリーンセンター建設工事の契約をめぐる、業者と市幹部の癒着ぶりを克明に描いており、登場人物は仮名ながら当事者でしか把握できない事柄がリアルに記述されています。
 今議会ではこうした事実関係などの究明が求められるため、党議員団としても取り上げていく予定です