9月市議会
介護保険
障がい者の利用料無料にもどして
市議会議員 平井明美

 (1)介護保険のサービスは今まで障害者の利用料は無料でしたが、有料化されたことでサービスを受けている障害者の困難な生活実態を示し、実態調査をすることや低所得は従来どうり全額無料に戻すべきだと質問。市長は「実態調査はしてみたい、もし指摘のような事例があれば、推進会議で議論をしていただく」(2)有事(戦争)関連7法のうち、国民保護法制で消防の仕事である防災より有事が優先になり、自治体や市民が巻き込まれる危険性を指摘(3)東狭山ヶ丘の区画整理地区でのアンダーパスや集会所問題(4)新体育館での社交ダンスは、会議室と一階の多目的ホールでヒールカバー着用すれば使用可能です。


西武秋津駅
エレベーター・エスカレーター設置の見とおしへ
市議会議員 荒川ひろし

 秋津駅を利用する清瀬・東村山・所沢3市の利用者と共産党市議で「設置する会」を立ち上げてから、一万筆にのぼる署名運動と西武本社への申し入れなどの取り組みを精力的に行ってきました。しかし、3市行政の温度差の違いからゴールにたどつけなかったのが、西武本社がこのほど国土交通省に補助金の申請をしたことを清瀬市長に報告し、採択される見とおしとなりました。補助が認められれば工事費の一部を所沢市も負担することから、積極的に協力するよう求めたところ担当部長は「国の補助に合わせて予算化する」と答弁、実現まで時間の問題となっています。


安心して暮らせるまちづくり
泉町地内 鎌倉街道案内版を
市議会議員 小林すみ子

 空き店舗が増える一方で24時間営業をする大型店。便利さがうける反面、女性を含む労働者の深夜・長時間労働、騒音など住環境の悪化、犯罪の増加など、その影響は多方面に及びます。大型店と地域の商店街との共存・共生、住民が安心して暮らせる「まちづくり」が必要ではないかと質問。市民経済部長は、大型店に地域社会の一員としの協力を指導し、条例化も含め研究するとの答弁でした。また、泉町の一方通行道は、鎌倉街道、堀兼道になります。古来より数々の歌等に詠まれた堀兼の井戸に通じる道として紹介されていることから、分岐点に案内板等の設置をするよう質問。教育長は「研究課題にする」などの答弁でした。


障がい者の支援費制度と介護保険
いっしょにしないで
市議会議員 すがわら恵子

 障害者支援費制度は利用者・家族の実態や環境が十分に反映されずグループホームや施設などが整っていません。気道切開の子どもは、30分おきに吸引の必要があるので、障がい児の姉弟の入学式にも行けない状況です。他の制度でも補うことも出来ず、制度の欠陥を指摘し改善を求めました。また、障がいを持つ方々のニーズや聞き取りをするケースワーカーは法律によると当市では25名必要とされています。12名では足りないと増員を求めました。市長は「介護保険と支援費制度の統合は市長会でも検討が必要との意見が多いのでさらに協議を重ねる」と答え、部長は「ケースワーカーの増員はしない」などと答弁しました。


医療・介護の助成制度をより利用しやすいものに
市議会議員 矢作いづみ

イラスト 所沢の医療・介護の助成制度は、「乳幼児医療費助成制度」「重度心身障害児等医療費助成制度」「ひとり親家庭等助成制度」「介護保険一割の自己負担の助成」の四つがあり、6月11日からホームページ上に制度の案内が掲載されています。利用者に分かりやすく掲載して欲しいと質問しました。また、介護保険の利用料の助成制度は、数ヶ月分まとめて請求できるように改善されました。しかし高齢者には領収書の保管も大変で、手続きも面倒な現状を訴え、わかりやすい制度の改善を求めました。この他、4月より始まった小中学校の「二学期制」の現状把握と父母・教職員の意見の集約など質問しました。


プラスチック残さ 焼却処理は中止を!
市議会議 城下のり子

 東部クリーンセンター周辺の5自治会(公害防止協定締結)に対し、プラスッチック残さの焼却処理についての説明会が開かれました。建設時は、「プラスチックは燃やさない」との約束がされプラスチック残さ焼却については、反対の声がほとんどでした。周辺住民の合意が得られない以上、焼却方針は白紙に戻すことや焼却の強行はすべきでないと質問しました。市長は「住民合意が得られるよう努力するが焼却は強行しない」と答弁。今後、エステシティ自治会への住民説明会が行われる予定です。その他、基本健康審査、こぶし町周辺の雨水対策などについて質問しました。


日本共産党所沢市議団「議会報告」2004年11月号2面から