小野塚市長となって初めての議会は、市長公約や中核市に対する一般質問が集中しました。
 また、党市議団が公約してきた「子育て3つのゼロ」のうち、2つのゼロが実現の見通しとなりました。

議会史上初
 百人超える傍聴者

 議会初日、小野塚市長は『市民のみなさんお一人お一人のやりたい事ができるまち、主人公として輝くお手伝い、幸せづくりの基盤・土台作り…悲しみや苦しみが減り、笑顔が増え、誇れるまち、住んでみたいまちを市民のみなさんとともに作っていきたい』などと挨拶しました。市民の声を反映した市政運営を求めていきます。

市議団公約
 市民の願い実現

〇小中学校給食費無料化
 市議団・小野塚市長公約でもある小中学校給食費無料化が1月から実施となりました。4月からも継続の見込みです。
〇低所得者給付金7万円は1月下旬から
 12月1日現在市内に居住している市民税非課税世帯3万4千世帯に対し、一世帯7万円の給付金が、1月下旬よりプッシュ型で給付されます。
〇子育て家庭応援事業
 23年1月〜24年3月までに生まれた子ども一人当たり1万5千円のデジタルギフト券が支給されます。物価高騰の影響を受けた子育て家庭応援事業です。各ご家庭への通知は2月に届く予定です。(市広報2月号参照)
〇民間保育園・特定教育・保育施設委託事業費の追加
 公務員人事院勧告にそって、23年4月に遡って公定価格の人件費相当分1億4千125万円が追加補正され、各施設に支給されます。
〇スマートハウス化推進補助事業追加補正
 『所沢市マチごとエコタウン推進計画』に基づき、温室効果ガスの排出を抑え、エネルギー効率を高め再生可能エネルギーの導入を推進するため、初めて追加補正となりました。
〇市長給与3割削減可決
 市長公約の市長給与3割削減は、市長任期に限って削減と提案され、可決されました。

*12月議会報告は、次号に続きます。

能登半島地震にお見舞申し上げます

 1月1日に発生した石川県能登半島地震で犠牲になられた方々に心から哀悼の意を表します。
 被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。 現地では救援活動が行われ、厳しい避難生活が続いています。
 一日も早い復旧・復興のため、募金活動に取り組んでいます。
 ご協力をお願いします。

無料法律生活相談会

1月27日(土)9時半〜11時半

*30分予約制です
中央公民館学習室3号
小林善亮弁護士
連絡先:花岡議員 
090ー4610ー9493
遺産相続・近隣トラブル
離婚・生活相談など
何でもご相談ください
主催 日本共産党所沢市議団

 

中井めぐみ

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明けましておめでとうございます。

 1月1日に起こった能登半島地震。新年久しぶりに親戚、家族で団らんしていることころに襲い掛かった、本当に痛ましい災害だったと思います。お亡くなりになられた方にお悔やみを申し上げるとともに今なお懸命に避難生活されている方々にお見舞いを申し上げます。
 所沢は比較的地盤も強く、大規模な災害は起こりにくい土地だとは思いますが、介護が必要な母と4匹の猫と一緒にどうやって避難するのか、平時から準備しておかなければと心を引き締めたお正月でした。本年もよろしくお願いします。

市長の子ども政策は?

 市民と一緒に日本共産党が長年要望し続けてきた18歳までの医療費の無償化と小中学校の給食費の無償化について小野塚市長は公約として掲げていたので、その中身について質問しました。
 医療費の無償化については15歳までの無償化と同様に、所得制限なし、市内は現物給付、市外の病院については償還払いになることを確認。給食費の無償化については私立は対象にならず、市立の学校だけが対象ということがわかりました。

国に意見を!土地利用規制法

 市民のプライバシー権、財産権など基本的人権を侵害する、いわゆる「土地利用規制法」の対象に所沢市が指定された場合、所沢市として市長は国に対してどのような態度を示すのかを聞きました。
 市長からは「疑義があれば国に意見をしてまいります」との回答がありました。「疑義があれば」という言葉が気になりますが、前市長なら「国に意見する」など言わなかったのではないでしょうか?一歩前進です。

所沢市女性職員のジェンダー指数は?

 今回は女性管理職の割合と会計年度任用職員の待遇改善をジェンダーの観点から質問しました。
 所沢市の女性管理職の人数と割合は課長級は129人中22人で17・1%、次長級は38人中5人で13・2%、部長級は22人中3人で13・6%となり、どの級でも1割台ということがわかりました。また、なぜ女性が管理職になりづらいのか見解を聞くと1つの理由に「家庭生活との両立が困難になること」と部長は回答しました。しかし、男性職員であっても同じはずなのに、女性はなぜ家庭生活が困難になるのか?それは家に帰ってからの家事があるからではないでしょうか?今まで当然とされてきた男女での役割や長時間労働を無くす努力をして欲しいと要望しました。
 また会計年度任用職員の男女の賃金格差は男性100%に対して女性は74・9%であることがわかりました。会計年度任用職員の中には国家資格の専門職の方もいます。それでも女性というだけでこれだけの賃金格差があることは問題であり、是正していくことを要望しました。
 この2つ以外に今年の4月から施行される、いわゆる「困難女性支援法」の所沢市としてのSNS対応や外国籍の方への対応についてなど具体的な施策についても質問しました。

保護猫にも優しい所沢へ

 今回の保護猫活動については、何度も猫をボストンバッグに入れて川に遺棄する人について警察に協力をお願いしても「仕事はこれだけではない」と言われたり、地域猫餌やりボランティアさんの中で、地域住民とトラブルになり、中には恫喝をうけ、身の危険を感じている方がいることなど問題があることについて質問し、警察・住民ともに理解増進にむけ努力していただきたいことを要望しました。
 また、避妊手術ができる「さくらねこ無料不妊手術事業」の病院が所沢市内にないことについても質問しました。こちらは動物病院が手術費用をほとんど負担していることから、なかなか所沢市内に協力してくれる病院がないことが原因だとわかりました。
 1月2日に起きた航空機と海保の事故でも、航空機に乗っていた人達は全員助かりましたが、貨物室に預けられていた動物は助けることが出来なかったと報道されています。決して航空会社を責めるものではありませんが、動物も同じ命として扱う社会に変わっていくことを願います。