2024年度にむけ 100項目の予算要望提出

  11月17日(金)小野塚新市長に、日本共産党市議団・所沢市委員会連名で、来年度に向けた要望書を提出しました。小野塚新市長は日程がとれず、副市長の対応でした。
 失われた30年という日本は歴代自民党政権が進めてきた非正規雇用の拡大等で賃金や社会保障のコストカットで市民は疲弊しています。
 さらに新型コロナ感染症とロシアのウクライナ侵略で原油価格が高騰し、生活必需品等の物価を押し上げ、一段と厳しさを増しました。
 ロシアのウクライナ侵略に続き、イスラエルによるガザへのジェノサイド攻撃など多くの市民は心を痛めています。岸田政権は、5年間で43兆円の軍事費拡大を進め、敵基地攻撃能力を持つ国に変えようとしています。所沢には米軍通信基地があり、防衛医大、航空管制部など報復の対象になり得ます。今こそ、戦争の準備ではなく、平和の準備こそ必要です。
 小野塚市長には、現行憲法、地方自治を守り、国の悪政から市民生活を守る防波堤となる自治体の構築を切に願い、子育ても老後も安心の所沢を市民と共に創ることを期待して、提案しました。(以下提案の抜粋)
【政治姿勢】
〇憲法違反の安保法制(戦争法)は、憲法に定められた地方自治や市民の命を脅かすものであり、地方自治体の長として市民の命を守る立場で反対を貫くこと。他7項目
【平和】
〇住民監視となる土地利用規制法における注視区域・特別注視区域の指定は、住民の個人情報が守られるよう、国に意見を上げること。他6項目
【福祉】
〇子ども医療費は18歳まで無償に。介護保険制度は、要支援1・2は市の責任で現行と同じサービスとし、利用料値上げはしないこと。他12項目。
【子ども、子育て】
〇公立保育園給食は、調理員を採用して民間委託は行わないこと。他4項目
【学校教育】
〇小中学校給食費無償化はできる限り早期に実施すること。他18項目
【社会教育】
〇図書館法に基づき、図書館本館は直営を堅持し、分館の指定管理者制度は直営に戻すこと。他3項目
【放課後児童支援】
〇学童保育施設の不足解消をし、学校内の施設活用等積極的に進め、国の基準の1支援単位40人以下で40人以上は早急に改善すること。他4項目
【健康推進】
〇国保税は、国の低所得者向け国保税軽減財源を活用するなどして増税を避けること。国に向けて、公費投入の引き上げを求めること。他6項目
【地域経済】
〇消費税の5%への引き下げ、インボイス制度の中止を国に求めること。他12項目  
【まちづくり】
〇「所沢市公共施設等総合管理計画」の総量抑制方針を見直し、効率化による縮小廃止ではなく必要な施設整備を行うこと。他19項目
【環境】
〇ごみ減量が進む中、ゴミ袋の有料化は実施しないこと。さらに、入間市とのゴミ処理の広域化は行わないこと。他5項目
【防災】
〇大規模災害が続く中、市民の生命財産を守るためにも危機管理課の職員を増員すること。11行政区に各担当者を配置し、地域性などを「所沢市防災計画」に反映させ、障がい者などの災害弱者への避難誘導支援の拡充を図ること。さらにアレルギー対応食品も備蓄すること。他4項目

9月定例会の議会報告会

11月17日の議会報告会の様子

 11月17・18日に9月議会の議会報告会があり、17日花岡・18日中井議員が出席しました。議案の報告と市民の方との意見交換がありました。
 前半の議案に対しての質問では、17日は、「所沢市障害のある人もない人も共に生きる社会づくり条例」についての質問が多く出ました。この条例改正は市役所を含む事業者に対して、今まで障がい者に対しての合理的配慮が「努力義務」であったのが、「しなければならない」という「義務」に変更となりました。しかし、この変更も「分かりにくい」「現実的ではない」という意見が多く出ました。
 18日は大庭議員の寄付行為について「なぜこんなに処分が軽いのか?」や「本人がいるのだから、本人からコメントしてもらいたい」などの意見が出ましたが、本人からのコメントはありませんでした。
 後半のグループに分かれて市政についての意見交換の時間では、市内の道路事情や地下道の雨漏りなど市内のインフラについてや、障がい者がもっと住みよい街にするための条例についてのご意見、また小野塚新市長の印象は?といったざっくばらんなお話もありました。また、議会の機関意思の決定(意見書や決議他)や議会運営は全会一致を旨とする≠フ決まりについて、1人でも反対議員がいると市民の声が通らないというのはハードルが高すぎるのではないか、との意見には考えさせられました。

発言する花岡議員

 今回の議会報告会は市民の参加者も事務局の想定より多く、新しい市長が誕生したことで、市政に対する注目度があがったように感じました。所沢市議会や議員が市民の方に親しみをもってもらい、市民が市政に関わる大切な機会だったと思いました。来年も行います。まだ参加したことのない方はお気軽に、ぜひ一度参加してみて下さい。(中井)

第166回所沢市基地対策
 協議会が開かれる

 11月8日所沢市基地対策協議会が開かれました。(市議団から矢作出席)
 今年度事業の進捗状況の報告では、7月19日に所沢市も参加している埼玉県基地対策協議会が、北関東防衛局・防衛省・外務省に要望活動を行った。米軍所沢通信基地のパンフレットを所沢駅・市役所1階に配架しました。基地返還についてのパネルが古くなったため新しいものを作成中。8月の戦争展に、基地返還運動の歴史などの出前講座を行ったこと、が報告されました。また、来年度事業内容の検討では、パンフレットの活用は教育委員会と協議し、学校への出前講座やタブレット・パワーポイントの活用で小学生にも情報提供を。パンフレットは、西武沿線の駅に置き、近隣自治体への協力も求めて周知する、など活発な意見が出されました。
 矢作議員は、市民へのPFOS・PFOAや土地利用規制法に関連する情報の提供を求めました。

十二月議会のご案内

 12月1日(金)10時から議会が始まり、新市長の所信表明演説があります。
 議会開会一時間前の9時からは、議場コンサートが開かれ、ジェイズガーデンが出演します。(Jポップグループ『頑張っていこうぜ』でメジャーデビュー)ぜひ傍聴においでください。

無料法律生活相談会

11月25日(土)

9時半〜11時半
中央公民館絵画工芸室
小林亮淳弁護士
30分予約制
連絡先 中井議員
090ー6252ー8862


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主催 日本共産党所沢市議団