大庭議員の寄付行為 政治倫理審査会開かれる

 大庭祥照議員が社長を務める『株式会社おおば』名で、4〜8月お祭りなど5件の寄付行為が判明。このことが所沢市議会政治倫理条例に反すると、議会は9月議会最終日、大庭議員に対し反省を求める決議を賛成多数で可決しました。
 議会は政治倫理条例に基づき、大庭議員の行為が公職選挙法第199条の3及び4に違反すると、10月10日『政治倫理審査会』を設置。委員は議員6名(矢作・亀山・青木・末吉・荻野・大石)の他、地方行政に関して専門的知識を有する市民3名(田中健太郎弁護士・西村昭治早稲田大学教授・西久保正一元副市長)が選任されました。
 16日、第2回審査会が開かれ、大庭議員への事情聴取等が行われました。
 事情聴取では大庭議員より「まず、お詫びする」と発言の後『9月末警察で事情説明し、10月上旬文書による警告が行われた。寄付行為5件中3件は寄付金が返還されたが、残り2件は帳簿の確認等何もしていない。会社の経営は家族に任せ、法に対する社員の認識も甘かった為情報共有した。警察から説明を受け、今後は改めようと考えた』等の質疑応答がありました。
 その後、委員から「反省が見られず、辞職勧告相当ではあるが、再発防止も含め厳しい対応を」「政治倫理条例の目的に 民主的市政の発展に寄与する≠ニあるように、市民の意識を高め、再発防止に努めるべき」「審査の中で(条例5条の)市民の信頼を損なわない、に反していることが分かった。反省を求め再発防止を」等の意見が出されました。次の審査会は11月2日に開かれ、勧告を提出する予定です。

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10月28日(土)

9時半〜11時半
中央公民館学習室1号
小林亮淳弁護士
30分予約制
連絡先 花岡議員
090ー4610ー9493
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主催 日本共産党所沢市議団

全国都市問題会議に参加しました

 10月11〜13日にかけ「文化芸術・スポーツが生み出す都市の魅力と発展」のテーマで開催された全国都市問題会議(青森県八戸市)に参加しました。西武ライオンズファンの私はスポーツに着目していましたが、出席してみるとアートが大変興味深かったです。私は文化芸術は、絵画や舞台を観ることと考えていたのですが、今のアートは市民のみなさんと一緒に作るもので、それによって市民が交流し、地域のみんなで作り、再認識していく、そのツールがアートなんだと、目から鱗でした。そう考えると、所沢のサクラタウンやミューズ・ワルツなど、市民が集い、活動していく場はあり、後は企画だけではないかと感じました。
 八戸では「hacchi」という施設を作り、多くの市民が気軽に立ち寄り、時には色々な企画に市民が参加してアート作品を作る場になっているとの事でした。
 88人が88組を取材しエピソードとポートレートを展示する「八戸レヴュウ」や、馬の産地八戸の古武芸と中学生ロボコンを合わせた「はっち流騎馬打球」ではロボット作りから市民が参加し、大会に夢中になったそうです。このような企画を所沢でも開催できたらと、夢が広がりました。
(中井めぐみ)