決算特別委員会 2021年度決算 20億2089万円の黒字

 2021年度の決算特別委員会は、9月末〜10月5日に開催され矢作議員が出席。
 21年度の一般会計・特別会計決算額合計は、歳入が1925億4776万円、前年度比215億2927万円減。歳出合計は、1816億2631万円、前年度比231億1821万円の減少でした。
 実質収支は97億2703万円。単年度収支では、20億2089万円の黒字で、歳入・歳出総額が減少する中でも前年度より888万円増となりました。
 党市議団は認定10件中、以下の4件に反対しました。

一般会計
歳入歳出決算

 新型コロナ感染症拡大2年目の決算でした。次々と押し寄せる感染拡大の中で、給付金への対応や手続き、ワクチン接種大規模会場の運営や支援、予約支援などが取り組まれました。
 反対した項目は、衛生費の一般廃棄物減量資源化方策支援業務委託料、東・西部クリーンセンターの長期包括委託業務です。
〇一般廃棄物資源化方策支援業務委託料
 今後のごみ減量・資源化について「廃棄物減量等推進審議会」で検討が行われてきました。過去17年間ごみ量は減り続けています。ごみ袋の有料化ではなく燃やせるごみの再資源化など将来を見据えた減量・資源化を求めます。
〇東・西部クリーンセンターの長期包括業務委託料
 東・西クリーンセンターの長期包括業務委託料は、変動費部分が増加し、当初見込みより増額となるものです。
※なお、審査の中で東所沢・カドカワのさくらタウン北側に昨年5月完成の「所沢市観光情報・物産館よっとこ」では推定20万人の来客、約1212万円の収益であった事が明らかになりました。今年9月、オリンピック贈賄容疑でカドカワ元会長が逮捕され、辞任。当市は元会長と藤本市長がゼネラルマネージャーで「クールジャパンフォレスト構想」を推進してきました。この事業には、周辺道路の整備・よっとこ開設などに20億1千万円以上という多額の市税が投入されており、今後、あらゆる角度から検証が求められます。

国民健康保険
特別会計決算

 2021年度は、保険料の医療給付費分3万円の値上げにより2000万円の負担増となり、反対しました。

後期高齢者医療保険
特別会計決算

 制度開始からの特例軽減廃止による影響は6800人、総額2100万円の負担増となり、反対しました。

介護保険
特別会計決算

 介護保険料の基準額が引き上げられ、さらに昨年8月から居住費と食費も値上げとなりました。利用者にとっては厳しい年となり、決算には反対しました。

議会報告会を開きます

11月16日(水)19:00〜
*城下議員が出席します
11月19日(土)13:30〜
*矢作議員が出席します

場所:所沢市役所3階全員協議会室

手話通訳・要約筆記があります
申し込みは不要です。
直接会場においでください
主催:所沢市議会

総務委員会シティプロモーション
桑名・春日井・富士市などの取り組み

 総務常任委員会(平井明美市議)ではシティプロモーションについての視察を行いました。
(シテイプロモーションとは、地域の魅力を内外に発信し地域経済を活性化させる事業)
 三重県桑名市ではブランド推進事業として「桑名をまちごとブランドにしよう」ということでブランド推進室を立ち上げました。
〇地理的な優位性を強調。名古屋から20分、運行頻度の高いJR線、近鉄線、中部国際空港から1時間や高速道路インターが5か所などの利便性。
三重県では住みやすさ第1位になっています。
〇ふるさと納税を介して市外へ地場産業の素晴らしさを宣伝する事。
 さらに市民も参加し地域の良さや価値や誇りを感じ、まちづくりに繋げる活動で、自らが桑名の魅力を発見する事業。
市民の参加を促し「魅力みつけびと」などの名称で市民参加を呼びかけたことが成功につながったなど興味ある取り組みでした。
  愛知県春日井市は、少子高齢化・人口減少化が進み、好感度を高めるシティプロモーションとして移住と定住を進めています。
〇東京まで新幹線で54分という交通の利便性を強調し、テレワークが多い昨今の事情を逆手に取っての移住を進めています。
 都心から地方への移住者にたいして起業や・就業を応援する取り組みを始めたところです。
 静岡県富士市では工業都市「紙の街」として全国で使用されているトイレットペーパーの3分のTが生産されています。
〇富士山や駿河湾など雄大な自然を特徴とした工業都市であり、東海道新幹線の駅やJRの駅が6駅ある交通の便を生かし移住・定住の促進に取り組んでいます。
〇市役所内には移住定住の担当部署を設置し、さらに「移住定住者・戦略実行会議」などを組織するなど本格的な取り組みです。
〇プロモーション活動としては、ポータルサイトやWEB広告や相談体制の充実で相談会の開催や空き家活用プランなどできっかけを作りました。 受け皿としては、様々な補助制度や応援事業などで移住者の確保に努めています。
 これらの視察にも学び、総務委員会では「所沢ブランド力とシティプロモーションによる地域経済活性化」についての政策討論会を開催します。

*政策討論会日時*

 11月27日(日曜日)
 午後1時半から

無料法律生活相談会

11月26日(土)

9時半〜11時半
中央公民館1階学習室1号
小林善亮弁護士
担当:平井議員
090-6019-2014
(要 予約)
遺産相続・近隣トラブル
離婚・生活相談など
何でもご相談ください

主催 日本共産党所沢市議団