開通記念式典にて中央の塩川衆議院議員と（右から）天野・城下・荒川・平井・小林・矢作議員

　3月28日、所沢市の米軍通信基地内を横切る東西連絡道路の開通式がありました。
　当市の中央部には97万平方メートルの米軍通信基地が存在し、基地の全面返還、中央を東西に横断する道路を通すことなどを求めて「基地対策協議会」や市民団体と一緒になって運動を続けてきました。
　基地の面積は約９、４００平方メートルです。道路の開通に向けて米軍は返還条件として、返還用地に所在する基地施設の移設などを求め米軍基地の機能を今までどうり行える事を求めています。
　東西連絡道路の開通によって基地の外周を迂回することなく対面側へ移動でき、交通の便はかなり良くなります。防衛医大への患者搬送時間も3分ほど短縮されるそうです。
　また経費については国が局舎・アンテナの新設・撤去と横田基地へ８割の倉庫を移設するための費用として59億円負担します。
　市の負担は残りの倉庫、消火設備、基地内道路、洞道など約11億円、東西連絡道路用地分の約3億5７００円で、合計約14億5７００万円です。
　課題としては横田基地から運ばれた約４万４千立法メートルの積まれた土砂の、土壌や水質汚染調査が日米地位協定に阻まれて進んでいないことです。
　党市議団はさらに基地の全面返還を求め、皆さんと力を合わせて頑張ります。

新型コロナウイルス

緊急事態宣言発令　埼玉も

　新型コロナウイルス感染が拡大するなか、週末や夜間の外出自粛要請がだされ、海外からの入国制限も行われています。感染拡大を止めるために様々な措置が求められるなか、政府は、７日夕方「緊急事態宣言」を７都府県（東京・埼玉・神奈川・千葉・大阪・兵庫・福岡）に発令。
　外出自粛要請を強めるなどの措置は当然ですが、自粛と一体の補償が必要です。
　党市議団は、新型コロナへの不安や要望など市民の方々にアンケートの協力をお願いしてきました。
　なかには、味覚・臭覚がないので、ＰＣＲ検査をと思い主治医に受診したら、耳鼻科受診へといわれ、防衛医大でも該当しないといわれる。Ｔ病院ではコロナ検査はしていない、保健所も受けてもらえず、暗澹たる思いで電話をされてきた方もおられました。

市への問い合わせ先

　所沢市での新型コロナウイルス感染症患者数は17人（20年4月6日現在）と日を追うごとに増えています。
【所沢市新型コロナウイルス臨時コールセンター】
電話　０４―２９９８―９３９５
受付時間9時〜17時

県への問い合わせ先

【埼玉県新型コロナウイルス感染症県民サポートセンター】
電話　０５７０―７８３―７７０
　受付時間　24時間（土日・祝日も実施）
　一般的な相談のほか、感染が疑われる場合は専門外来につなぐ帰国者・接触者相談センターを紹介。新型コロナウイルス感染症に関する相談に一元的に対応しています。
※聴覚障害の方など、電話での相談が難しい方は、ＦＡ�]を。（但し、回答までに時間がかかる場合があります。）
保健医療部保健医療政策課　ＦＡ�]０４８―８３０―４８０８

ＰＣＲ検査遅れの背景と改善策

　日本の新型コロナウイルス感染症のＰＣＲ検査実施数が諸外国に比べて少ないことが問題になっています。原因は保健所の人員不足にあることを厚労省幹部も認めています。
　所沢は保健所発祥の地でしたがなくなりました。埼玉県も92年当時は24保健所４支所だったのが、土屋・上田県政の「行革」による統廃合で13保健所になってしまいました。（この他独自にさいたま市・川口市・川越市・越谷市は保健所設置）　

　検査等の改善策は、�@医師が必要だと判断したら、帰国者・接触者相談センターをを介さずとも、速やかに検査が受けられる体制をつくる。�A相談センター、行政検査、クラスター対策など対策の中核となる保健所体制の抜本的な強化に予算措置を含め国が全力で支援する。�B抗体検査を早期に導入する。�C帰国者に対し、公共交通機関の利用制限を求めるだけでなく、ホテル等の待機場所の確保や必要経費の補償をすること等を共産党は示しています。
　所沢市議団もこの立場で頑張ってまいります。
　所沢市は中国が感染拡大している時、姉妹都市の常州市にマスクを５万枚送りました。
　今度は常州市から所沢市に５万枚贈られてきて、医療・福祉機関等での活用予定です！

小中学校臨時休校延長

　 教育委員会は、市内の感染状況から、市内全小・中学校の臨時休校を延長して、５月７日（ゴールデンウイーク明け）に再開予定としました。４月８日（市立幼稚園は９日）の入学式、入園式及び始業式も延長されました。校庭使用については、４月９・10日は使えますが、13日（月）からは未定で検討中とのことです（４月８日現在）