9月議会 幼児教育・保育の無償化 市は主食・副食費徴収へ

 8月29日開会の9月議会には、議案と決算認定で34件提案されます。
 一般会計補正予算で歳出の8割超を占めるのが「幼児教育・保育無償化移行事業」で、5億1千万円にのぼります。
 10月から実施される「無償化」にともない、副食材料費(国基準月額4500円)は公的給付の対象から外され、保育施設が実費徴収することになります。
 国は年収360万円以下の世帯を副食材料費の免除対象としましたが、年収360万円超の世帯は新たな負担となります。
 これに伴い自治体独自の負担軽減の対応が広がっておりますが、当市では主食費はこれまで同様徴収し、加えて副食費も徴収することになり、他市例にもあるように軽減策が求められます。

東京都内の各市の対応例

A市 0円 主食・副食とも全額市負担
B市 4500円 副食費のみ徴収
C市 1000円 副食費の一部を徴収
(3500円は市が負担)
D市 6000円 主食費・副食費とも徴収
(実費相当)

こんな問題も

@滞納したら保育中断?
 内閣府は、副食材料費の実費徴収化を機に、滞納がある世帯の保育の利用を中断する可能性を示唆しており極めて重大です。具体化させない取り組みが必要です。
A長時間・過密労働に拍車
 実費徴収の実務を行うのは各保育施設です。保育所は一人ひとりに新たに副食材料費の請求書を出す必要が出てきます。免除対象者には請求しないなど複雑な対応が求められます。長時間・過密労働に拍車をかけることになります。

会計年度
任用職員制度導入

 新たな条例制定では、法の改正に伴い、臨時的任用職員や非常勤の特別職員を労働条件などにより、「会計年度任用職員」とする制度が導入されたことから、今議会での提案となったものです。
 報酬額や育児休業の導入などおおむね現行水準を改善する内容となっています。

その他の主な事業

 ★駅前指定喫煙所分煙・移設事業
 ★清柳橋(大字城)改築事業
 ★松戸橋公園築造事業
 ★東所沢公園改修事業
 ★小手指まちづくりセンター第2駐車場整備

観光情報・物産館
工事開始時期延期

 旧コンポストセンター跡地の「(仮称)所沢市観光情報・物産館」開業を当初の令和2年7月から令和3年5月に延期する措置がされます。
 この事業とあわせて株式会社KADOKAWAと共同で「ところざわサクラタウン」と本施設をつなぐブリッジの整備を進めてきましたが、東京オリンピック・パラリンピックによる建設需要の影響を受けて、ブリッジの建設工事期間の延期が見込まれ、開業も延期となったものです。

無料法律生活相談会

9月21日 (土)(予定)

午前9:30〜11:30
小林善亮弁護士

担当:城下議員
090−8450−4360

*どんなことでもご相談ください
主催 日本共産党所沢市議団

2019年9月議会日程

月 日 曜日 開会時刻 議 事 の 内 容
8月29日 10時 議案説明・議案質疑・討論採決(先議)
常任委員長報告(特定事件)・質疑
9月2日 10時 議案質疑・決算特別委員会の設置
3日 9時
13時15分
4常任委員会並行審査
予算常任委員会
5日 9時 一般質問
(近藤・粕谷・村上・亀山・松本・入沢・末吉)
6日 10時 一般質問(谷口・石本・杉田・城下・川辺)
9日 10時 一般質問(浅野・天野・石原・大館・荒川
11日 10時 一般質問(荻野・長岡・平井矢作小林
12日 10時 一般質問(福原・佐野・末吉・越阪部・秋田)
13日 9時 委員会審査(予備日)
20日 10時 常任委員長報告・質疑
24日 10時 討論・採決

主な一般質問項目(予定)

荒川 ひろし @エアコン設置と地元工事業者活用Aところざわ未来電力の推移B旧暫定逆線引き地区の道路整備

平井 明美

@基地の土砂搬入についてA地方自治体のあり方B豚コレラC国民健康保険税の滞納問題D補聴器の補助について
城下のり子 @期日前投票所の創設をA泉学童クラブについてB若松町区画整理その後C市民医療センターD都市マスタープランE定員管理計画
小林すみ子 @生活できる賃金A障害者の雇用B砂川堀の暗渠化C保育制度の現状と課題D寄贈された美術品の取り扱い
矢作いづみ @大規模学童保育の改善A難病患者見舞金の復活をB公営住宅の拡充を障害者・高齢者)C高齢者対策(エンディングノート・認知症予防)
天野あつし @岩崎交差点の交通問題A加島田橋交差点の中央分離帯問題B公園の水道対策C所沢駅近郊のイオン撤退問題