米軍通信基地内に駐車場とソーラパネル設置

写真 米軍通信基地(97万88402平方メートル)のうち約2万平方メートルの太陽光パネルを備えたカーポートを設置する計画があることが平井議員の質問で明らかになりました。
 19日、質問に立った平井議員は「アメリカの商取引に関するホームページに 掲載されていることから分かった。太陽光発電つき駐車場は多用途車両や戦争準備品のためであり、その太陽光パネルを設置できる業者を募集しているもの。しかも基地内電力をすべてまかなうことや業者が売電をすることも許可。これらの事実をどの程度把握しているのか」とまず市がどのくらいの情報を掴んでいるのか質しました。
 部長は「駐車場の計画あるが、カーポート装備計画の情報は入っていない。北関東防衛局に問い合わせたが、それ以上の情報はなかった」などと答弁。
 平井議員は「今迄も国からの情報を待っているだけでは知りたいことは教えてくれなかった。市はあらゆる手立てを使って調査をすべきだ。このような重大な問題を米軍は市民や市・市議会にも知らせず着々と基地強化を進めている。これは地方自治体の自治権を無視する重大な問題であり、米軍に抗議するべきではないのか。さらに東西連絡道路の移設にしても、倉庫や局舎など膨大に膨らんだ予算をみても基地強化が進んでいることが明白だ」と指摘しました。
 部長は「市が基地返還に取り組んできた背景を考えると、基地の未利用地をこのような形で利用する事は抗議に値する問題だ」と答え、事実関係を確認した上で要望要請すると答弁しています。

請願採択

介護保険外の緊急・介護者支援

 26日に開かれた健康福祉常任委員会(平井・小林)で介護保険以外の(1)「家事援助サービスなどの検討を求める請願」と(2)「認知症介護者へのリフレッシュを図る支援事業」などについての請願2件が全会一致で採択されました。
 党市議団は賛成の立場から「(1)骨折、転倒、急病により必要とされる緊急の支援が提供され、短期間で回復が見込まれるのであれば、介護保険サービスとは別枠の支援制度が果たす役割は大きい。認定を受けていない高齢者が、健康に生活を維持していくために、専門職による回復期家事援助サービスが必要。
 (2)特に同居する配偶者や父母などの介護者は、大きな負担、市内でも、介護者による虐待の事例が実態調査にしめされている。その負担感から自ら命を絶つなどの事例もあることから、介護者への支援として介護保険サービスの枠外の訪問介護等が必要」
 さらに東京都ではこのような事業に補助金をだしていることから、県に対しても財政援助を求めて賛成しました。

無料法律相談会

7月29日(土)(要予約)
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中央公民館学習室1階3号

小林亮淳弁護士
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担当議員 平井明美
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小林すみ子の議会報告

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 共謀罪の核心を突く川柳『そんたくをばらした者がぶちこまれ』『これしきのワラビを探して共謀罪』があります。作者は「鶴彬(つるあきら)を顕彰する会」幹事の岩原茂明さん(68)です▽鶴彬は治安維持法で、作品の川柳が反戦的と逮捕され、病院で手錠をかけられたまま絶命▽作品は『手と足をもいだ丸太にしてかへし』『万歳とあげて行った手を大陸へおいて来た』と痛烈です▽岩原さんは 、「共謀罪を導入すると治安維持法の二の舞いになる」と危機感を強めて、川柳を詠み続けています。

就学援助の新入学学用品費 4月前支給検討する

 就学援助での新入学学用品費の支給は、必要とする4月前ではなく、例年7月になっていました。全国で運動があり、所沢市でも党議員をはじめ、複数の議員が議会で取り上げてきました。
 全国の運動と党国会議員団も取り上げて、文科省もようやく今年3月31日で、4月前支給を可能とする文書を出しました。「検討」を求めたところ、文科省からの通知文を認め、前向きな答弁がありました。

こどもと福祉の未来館課題解消を

 今年1月にオープンしたこどもと福祉の未来館。課題もみえてきました。
 視覚障害者が使えない点字印刷機は、当事者が利用できるよう進めており、手すりの点字表示による入室の改善は相談して改め、立体配置図は、声を聞いて対応したい、災害用キッチンは、料理教室は無理でも、常時利用できるようにしたいと前向きな答弁でした。
 また、部屋の利用については、利用登録を断られるという声もあり、柔軟な対応を求めました。

学童クラブ(学童ク)

夏休み、学校の利用は?

 学童の大規模・狭隘化は深刻です。
 ある学童クは、夏休みは1・2年生の昼寝の確保もあり、学校の渡り廊下やテントを張ってということも考えています。
 また、違う学童クでは91人の登録児の他に夏休み中は保留児の14人中13人の希望があります。
 学校を利用したい場合は各学童クで折衝するのではなく、市が折衝するとの答弁がありましたが、夏休み中の学校利用を進めるよう求めました。

なぜ指定管理者制度?

 市は指定管理者制度で公募の方針です。
 しかし、17保護者会から非公募等を求める要望書が提出されています。
 支援員の処遇も国は「子どもとの安定的、継続的な関わりが重要であるため、雇用に当たっては、長期的に安定した形態とすることが求められる。」としています。
 しかし、これらの問題に納得できる答弁はありませんでした。

小中学校エアコン設置率6% 市長 異常とは『思いません』

 5月22日市内のある小学校6年男子が授業中熱中症になりました。
 市長は以前「夏の暑い時は夏休みがある」と主張していましたが、熱中症の発生は夏の盛りだけではありません。
 小中学校普通教室のエアコン県内設置率は76%、飯能・日高市は100%、狭山市は来年度100%予定、入間市は来年度稼働予定です。東村山市は100%設置で、川越市も全校設置の検討を始めました。
 所沢市はいまだに6%です。住民投票の結果2校設置の後、防音校舎への設置検討もしていません。
 市長に「所沢市は異常ではないか」と質したところ「思いません」と異常な答弁でした。