健康福祉常任委員会 子どもの貧困対策

 8月8日(月)健康福祉常任委員会(平井・矢作議員)は、足立区役所にて「未来へつなぐ あだちプロジェクト」(子どもの貧困対策実施計画)を視察してきました。

東京都足立区の取り組み

写真 足立区では、治安や学力・健康などの課題解決と、その根本にある「貧困の連鎖」を断つために、専門家の協力のもと、個別に行っていた事業を「未来へつなぐ あだちプロジェクト」にまとめ、縦割りの弊害に陥ることなく、対策を推進しています。
 貧困の連鎖を断ち切り、「生き抜く力」を身につけるため、(1)教育・学び(2)健康・生活(3)推進体制の構築を柱とし、具体的な支援体制が作られていました。
(1)教育・学びの柱では、つまずきのある子への支援や、独自の奨学金制度、居場所を兼ねた学習支援
(2)健康・生活の柱では、母子保健コーディネーターによる妊産婦支援や子育て訪問事業、幼児に対する発育支援や歯科保健活動、若年者に対する就労支援・保護者に対する生活支援(相談・交流・就業・助成)
(3)推進体制の構築の柱では、「つなぐシート」を活用し、本人の同意を得て市民からの相談を庁内すべての課で共有し連携して問題解決への取り組み
が行われていました。
 担当部長は「夏休みに塾の無料講習を渡り歩く子どもが多いことから学習支援体制をつくった。また、母子家庭の子どもにキャッチボールの体験をと、野球連盟の協力を得て公園でキャッチボール大会を実施」など、子どもの育ちを保証した取り組みに感動しました。
 子どもの貧困対策は、その背景にある社会的問題への解決に向け、国・地方自治体も一体となり対応していかなくてはなりません。
 党市議団として、所沢市での子どもの貧困実態の把握と、支援体制の確立に向け提案していきます。

子ども子育て会議

8月30日(火)
午後1時30分〜

市役所7階 研修室

傍聴は10名まで

 

所沢平和のための戦争展

8月28日(日)〜31日(水)
市役所1階市民ギャラリー

主催:2016所沢・平和のための戦争展実行委員会

後援:所沢市・市教育委員会・基地対策協議会

 

無料法律相談会

8月28日(日)(要予約)

9時半〜11時半
中央公民館学習室1号

小林亮淳弁護士

※ 事前にご予約ください
控室 2998−9278
担当 荒川議員 090−2660−5883

地方創生特別委員会

(株)カドカワ・クールジャパン・フォレスト構想

写真 8月18日午前、地方創生特別委員会が開かれ党市議団から平井・城下市議が委員として参加しました。
 サクラタウン予定地周辺住民との懇談会や飯能市地方創生事業の視察を踏まえ、クールジャパン・フォレスト事業の今後について審議をしました。
 担当からは、所沢市と(株)カドカワとの協定締結や(旧)浄化センター跡地周辺の都市計画変更についての報告があり、その後、各委員による質疑が出されました。
 平井市議は「都市計画審議会での反対意見は何か、採決の結果は」、「事業実施による騒音、大気汚染、交通渋滞などのインフラ整備はどこがするのか」と質疑。
 担当は「地区計画と用途変更については賛成多数で可決。反対意見として、変更によりカドカワ側の土地価格が上がり一企業の利益になる」「騒音、交通渋滞などはカドカワが整備。インター周辺や市内交通安全などは市の整備」と答弁。
 城下市議は「この事業は公共事業なのか」「市がおこなう周辺整備とは何か。総事業費はどのくらいか」と質疑。
 担当は「構想そのものは公共事業と認識」「周辺整備は、東川北側の土地利用転換推進エリア(松郷工業団地周辺)整備と道路拡幅、コンポストセンターの活用」「具体的な総事業費はこれから」と答弁。
 他の議員からもサクラタウン新設計の発表時期や、地域住民との連携・情報提供のあり方、東所沢駅周辺やロータリー整備などの質疑が出されました。
 これまでのカドカワ関連の審議を踏まえ特別委員会として市に対して提言する事を確認しました。

新座市立小中学校 エアコン設置視察

写真 市民文教常任委員会では、8月3日新座市立小中学校へのエアコン設置について視察、小林議員が参加しました。
 新座市では、小中学校普通教室へのエアコン設置について11年度中に全小中学校の普通教室へ一斉に冷暖房設備が設置されました。
 施工方式は、ガス式と電気式(ガスが整備されていない地域)があり、ガス式は、10年間リースで、その後は無償になります。国庫補助金は11年安全安心な学校づくり交付金、13年学校施設環境改善交付金を利用しています。
 普通教室へのエアコン設置は保護者から要望が出ていましたが、猛暑をきっかけに更に要望が高まり、この年9月議会の文教経済常任委員会で9年度決算審議の付帯意見として「子ども達の学習環境をより快適にするため、小中学校の普通教室にエアコンを早期に設置すべきである」と指摘され、市議会全会派から要望書が提出された経緯がありました。
 所沢市では、10年9月議会で小・中学校の猛暑対策を求める決議が可決され、その後の市長選挙で当時の当麻市長は、全ての小・中学校の普通教室へのエアコン設置を公約に掲げました。
 現在は、住民投票の結果を受けてようやく狭山ヶ丘中と北中小だけ(宮前小設置済み)が設置予定です。
 学習環境の整備は行政の責任です。
 党市議団は、この間、全校へのエアコン設置を毎議会繰り返し取り上げてきましたが、引き続き市民の皆さんと力を合わせて頑張ります。