便利な場所に期日前投票所 長野市 十八・十九歳が投票増に

イラスト 所沢市議会の総務経済常任委員会は14日、長野市を視察、党市議団からは荒川市議が参加。 当市の12倍もの面積を持つ長野市の「期日前投票所」増設にあたり、信州大学と連携して実施した経験を学んできました。
 同市選挙管理委員会では、これまでの長野市役所本庁と全27支所に加え、新たに期日前投票所を増設するため、「投票の秘密確保」、「投票所の平穏保持」、「二重投票の防止」を考慮し、有権者が投票しやすい利便性の高い場所について、検討を行ってきました。
 その結果、電鉄、バスの交通の結節点であり、近隣に映画館、アーケード、大型店のある、権堂イーストプラザ市民交流センターが適所との結論を経て、7月10日投票の参院選挙に間に合わせるために、協議、準備を重ねてきました。
 若者や地元住民にとって、投票しやすい期日前投票所とするとともに、若年層の啓発、投票率の向上につながるよう、信州大学教育学部との連携による実施を目指してきました。
 教育学部の学生との連携により、将来の小・中学校における主権者教育に役立てられることも期待できるとの思いもありました。
 投票の結果をみると、期日前投票所全体の投票数にたいする「イーストプラザ」での投票割合が4.4%。18才・19才の投票割合は8.5%と二倍です。
 投票時間を30分延長したことで、帰宅後の高校生などが投票しやすい環境となったことは確かです。
 若者の投票率アップに大いに学ばされた取組でした。

地方創生特別委員会

説明が不十分 住環境は?

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特別委員会と住民との懇談会のようす

 7月12日(火)地方創生特別委員会が開かれ、党市議団からは平井・城下市議が参加しました。
 午前は潟Jドカワが計画している「サクラタウン」の予定地(旧浄化センター跡地)を視察し、午後は周辺自治会(8町会)と東川自治会の代表など約25人が参加しての住民懇談会を開きました。
 住民からは「クールジャパン・フォレスト構想をよく知らない」「夢があまりにもきれいすぎる」「説明が不十分。情報が伝わらない」「市は説明すべきだ」など、構想の説明を求める意見が続出しました。
 また、東所沢の活性化としての評価はある一方で「静かな生活がどうなるのか」「交通量や駐車場問題は」「防犯面やコミュニティ面への影響は」「相当数の電力消費が想定されており、新たな鉄塔建設の予定がある」など、住環境への不安の声も複数出されました。
 特別委員会として寄せられた要望を踏まえ、今後の方向性を議論する予定です。

所沢平和のための戦争展

8月28日(日)〜31日(水)
  市役所1階市民ギャラリー

主催:2016所沢・平和のための戦争展実行委員会
後援:所沢市・市教育委員会・基地対策協議会

 

小林すみ子の議会報告

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 永六輔さんが永眠。放送作家、また作詞家として「上を向いて歩こう・黒い花びら・こんにちは赤ちゃん」等々、私達の心に残るヒット曲を生み出すなど、多方面で活躍されました。
 平和と憲法九条を守る活動にも力を入れていました。参院選で改憲勢力が発議に必要な三分の二を超え、改憲が政治課題になりつつありますが、永さんは病床から日本の行く末を心配していました。永さんと親交のあった諏訪中央病院の名誉院長で作家の鎌田實さんは、その信念を受け継いで、発信していかなければと語っています。

育休退園は待機児解消のためではない

 今年度始め、不承諾通知をうけた件数は463件でしたが、保育園待機児は、1歳児11人のみということでした。この差の理由と11人の数字では育休退園の必要がないのではと質したところ、部長は、「育休退園は待機児解消のためではない」と驚きの答弁をしました。
 「保育を必要とする」に該当しない事が理由との答弁ですが、当事者の多くは待機児解消のためと思っています。
 また、家庭保育園に2歳児を預けるBさん。昨年度は100点加算が、今年度は20点加算のみで、1次選考は第8希望全部落ちてしまいました。時間的制約のある地域型でなんとかやりくりしてきたということでした。
 市はH28年度の入園のしおりに書いたといいますが、説明会はありませんでした。

大規模学童クラブの解消を

 児童数が定員の2.5倍を超える明峰学童クラブ。梅雨時真夏並みの暑い日に訪ねました。
 建物は老朽化したプレハブ。雨の日は、屋内で子ども達が動き廻れず、出たくなくても傘をさして外で遊ばなければなりません。  市内32学童クラブ中定員オーバーは30施設にもなります。
 子ども達の放課後の生活の場である学童クラブの増設を計画的に進める事、学校の体育館や空き教室を使えるよう求めました。
 部長からは計画的な整備方針は示されませんでした。

高齢者介護等の支援

認知症高齢者の介護者にリフレッシュ等の支援を

 認知症高齢者を介護する方は、生き抜く間もなく、心身の疲労は、はかりしれません。
 新宿区は、表記のように介護者リフレッシュ事業を行っています。
 支援内容は、ホームヘルパーによる『見守り』『話し相手』『家事援助』『外出援助』等で、利用時間数は1時間単位、1年間24時間利用1日最長6時間まで、1時間につき300円の負担です。

回復支援家事援助サービスを

 このサービスも新宿区で実施しています。
退院直後または骨折、疾病等で通院治療中のため、一時的に家事援助が必要な方にホームヘルパーを派遣して、安心して療養し早期に回復できるお手伝いをしてもらうものです。
 サービス内容は、調理、衣類の洗濯、補修、住居の掃除、整理整頓、生活必需品の買物、通勤の付き添い等です。 65歳以上の一人暮らし、または65歳以上の高齢者のみの世帯、介護保険の要介護認定または要支援を受けていない方等が条件で、費用は1時間200円です。
二つの事業を当市でも実施することを求めましたが、部長の答弁は消極的なものでした。

介護軽度者への福祉用具貸与及び住宅改修の継続を

 財政制度等審議会では、軽度者の福祉用具貸与と住宅改修を原則自己負担とする事を提案しています。介護用具貸与補助は、重度化を防いできており、市としても国に意見を上げるよう求めました。
 部長からは積極的な姿勢は見えませんでしたが、議会としては、意見書として上げることができました。