エアコン設置・育休退園など 予算要望を市長に申し入れ

写真 11月25日、共産党市議団は2016年度の緊急的な予算要望として30項目の申し入れを行いました。
 市長は公務で忙しいとの理由で副市長との懇談となりました。申し入れの主なものは次のとおりです。
(1)安保法制(戦争法)は憲法に基づく地方自治を否定し市民の命を脅かすもであり、市長として反対の立場を貫くこと。
(2)KADOKAWAの「クールジャパンフォレスト構想」は民間企業の開発である。一企業への税金投入は明確な基準のもとに判断すること。また情報の公開と合意を得た後に次に進むルールを確立すること。
(2)所沢駅西口まちづくり事業は大地権者である西武鉄道に転売しない確約をとること。
(3)介護保険制度の改定によって要支援1・2が外される。今までと同様のサービスが受けられるために、市の基準を明確にし条例化すること。
(4)公立保育園で給食の民間委託が検討されているが、アレルギ―食・偽装請負など懸念されるので、民間委託は行わないこと。
(5)育休退園問題は、親の意見を尊重し園長の判断で今までどうりに継続させること。
また認可保育園の増設と改修で待機児の解消すること。
(6)小中学校のエアコン設置は、防音校のみならずリース方式で全校設置すること。
(7)学童クラブは空き教室など活用し、大規模の学童保育所の改善。40人を超えた場合は2支援単位とする。
など30項目です。
 対応した副市長は「これらの要望に応えるには財源が必要だ。皆さんは『市長は開発はあれもこれも手を出すが、福祉や教育にはあれかこれかと限定することが多い』と言われる。しかし開発すればやがては税が戻ってくる。これからの市政運営は、財源をどうするのか問題だ。その上で必要なものは検討したい」などの答弁でした。

12月議会 補正過去最高60億円

 12月1日から24日まで、第四回定例会が開かれます。市長にとっては選挙後の初議会となります。
 12月議会の一般会計補正額は約60億円で総額約996億円と過去最高の規模です。
 歳入内訳は、地方交付税が8億9千万円、国庫支出金が8億円の増、県支出、財政調整基金繰入金が約4億8049万円の追加、繰越金は25億5千万円の追加です。

国保 加入者減で20億の繰入

 歳出では、国民健康保険特別会計への運営費分約20億2千万円を繰り入れます。
 さらに障害児通所支援事業約2億4千万円、民間保育園委託料2億3千万円、生活保護扶助事業約5億円、道路修繕事業約5千万円が補正予算として追加されます。
 国民健康保険税が今年4月から値上げされました。しかし、国保加入者が当初予定した人数より約5千人も少なかったこともあり、約5億7千万円の税収減になります。
 そのため、療養給付費等負担金(医療費に掛った分への国からの負担金)が約7億2千万円の減収となります。
 その結果、国保会計に約20億円の歳入不足が予想されるので、一般会計から運営費分として繰り入れることになりました。
 なお、12月から始まる議会で、質疑を行い問題点を明らかにしてまいります。

2015年12月議会日程

  曜日 開会時刻 議 事 の 内 容
12月1日 本会議
10時
提案理由の説明・議案説明
2日 本会議
10時
決算特別委員長報告・質疑・討論・採決
常任委員長報告(特定事件)・質疑
4日 委員会
10時
議案質疑
7日 本会議
9時
四常任委員会並行審査
9日 本会議
9時
一般質問(浅野・平井・島田・杉田・吉村・矢作
10日 本会議
9時
一般質問(小林・村上・植竹・中・大石・中村)
11日 本会議
10時
一般質問(荒川・末吉・荻野・谷口・石原)
14日 本会議
10時
一般質問(城下・亀山・松本・赤川・越阪部)
15日 委員会
10時
一般質問(近藤・青木・西沢・松崎・石本)
16日 本会議
9時
常任委員会審査(予備日)
22日 本会議
10時
常任委員長報告・質疑
24日 本会議
10時
討論・採決

ご案内

 所沢市議会65周年を記念して、12月1日(火)午前9時より若手演奏家による「議場コンサート」を市議会議場にて行います。議場での傍聴(74人)の他、インターネットでもご覧いただけます。
マリンバ:坂口亜希
ピアノ:渡部史織

無料法律生活相談会

12月19日(土)
午前9時30分〜11時30分

中央公民館・第5学習室

遺産相続・近隣トラブル・労働問題など、
どんな事でもご相談ください
担当議員 荒川議員
090−2660−5883