教科書から始まっている「戦争する国」づくり

イラスト 6月13日(土)「子どもと教科書全国ネット21」事務局長の俵 義文氏を講師に、「所沢・よりよい教科書を子どもたちに教科書学習会」が開催され、小林議員が参加しました。
 今年は中学校教科書採択の年です。安倍政権がめざす「強い国・日本」は2つの内容―(1)「大企業が世界で最も活動しやすい国」(2)憲法9条を改悪してアメリカと一緒に「戦争する国」です。
 安倍「教育再生」政策は、(1)グローバル競争に勝ち抜くための大企業が求める「人材」育成(新自由主義)
(2)「国防軍」とそれを支える「人材」育成(新国家主義)をめざすものです。どちらの「人材」育成にも「愛国心」「道徳心」が不可欠であり、そのために教育・教科書を利用しようというのです。
 藤本市長も参加している教育再生首長会議は、教科書採択に介入し、育鵬社版の採択をめざすとしていますが、育鵬社版は、アジア太平洋戦争の美化と国民より「天皇」「国家」を優先しています。
 教育委員会への働きかけや教科書展示会に出かけ、アンケートを書くなどの活動と「戦争する国」ストップの運動などと手をつないで大運動にしようと呼びかけられました。

【教科書展示の日程】
市立教育センターにて
6月20日〜30日
7月1・2・6日
10時〜18時まで
(6月27日13時〜16時まで)

騙されないためにブラック企業学習会

 6月13日(土)所沢革新懇主催の「ブラック企業問題を考える」学習会が開かれ、平井・荒川・矢作議員が参加しました。
 佐々木亮弁護士は次のように講演しました。「ブラック企業」の発祥は、IT関連企業のシステムエンジニアを中心にインターネット上の共通用語として始まり、2013年の流行語大賞ベスト10に入った。
 1998年頃から非正規雇用が増え「ブラック企業」の言葉によって、労働者が自らの労働環境をふり返るきっかけともなった。
 正社員の求人倍率が相対的に低い中で、就活失敗による20代の自殺が増加している。また、苦しい就活を経て就職したことにより、「簡単に辞めるわけにはいかない」との意識が醸成される。
 労働ルールに対する知識・意識の欠如により、あり得ない労働条件が存在している。

ブラック企業の手口

 募集で騙す(正社員でありながら試用期間・有期雇用がある)選別(戦略的パワハラ)使い潰し(サービス残業・病気による退職強要)等の現状の中で、使い捨て乾電池のようにして未権利状態の中で若者が働かされ、人材が育たない中で社会の持続性も損なわれている。
 また、おかしな契約書にはサインしてはならない、時給単価を割り出しておくこと、異常な働き方については家族等が証拠を取っておくこと等の助言がありました。
*会場からの質問*
○ブラックが多い業種
 IT関連・飲食・アパレル・サービス業。5千件の通報のうち4千件が労基法違反であり、非正規の低賃金と正規の過酷労働が2極化し、正規賃金が非正規労働に近付いている。
○正規雇用が減少した 原因
 橋本・小泉内閣の派遣法の改悪。
○今回の派遣法の問題
 業務ごとの期間があり、人を変えて有期雇用できる。派遣元に正社員雇用を義務化したが、派遣先に決定権があるなど問題点が明らかとなりました。

6月議会一般質問の主な項目

24日(水)
 2時頃

やさくいづみ ○平和について(防衛医大の有事研究ほか)
○ゴミ減量と処理計画
○大規模学童について
○ふらっとの減免問題
○新所沢駅の観光案内板について
○その他

25日(木)
2時頃

城下のり子 ○年金漏えい問題による市民への影響と対策は
○市民医療センター地域連携室の周知を
○成年後見人と身寄りのない高齢者支援
○生活困窮家庭の高校生の学習支援
○精神障害者のグループホーム
○東部クリーンセンターについて
○その他

29日(月)
10時

 小林すみ子 ○横田基地へのオスプレイ配備
○保育園給食について
○視覚障害者のタクシー券について
○安心安全な放課後児童クラブについて
○その他

29日(月)
1時頃

平井明美 ○憲法と戦争法案について
○住民投票とエアコン
○育児休暇中の退園問題
○空家対策
○三ヶ島2丁目の墓地問題
○期日前投票所とバリアフリー化
○その他

29日(月)
4時頃

荒川ひろし ○(株)カドカワの進出に伴う課題
○難病見舞金制度の見直しの影響は
○中学校教科書採択について
○乳児保育について
○その他