新年おめでとうございます

弁護士の講演を聞く市民

弁護士の講演を聞く市民

 1月18日、「所沢市の教育環境を考える会」主催の住民投票成功への市民集会が開かれました。党市議団から平井・荒川・小林・矢作議員、他会派から5人の市議が出席しました。
 主催者代表の持丸氏が経過を説明し、小林善亮弁護士より住民投票の意義についての講演がありました。
 小林弁護士は「住民投票は、代表民主制を補完するものである。代表民主制を前提としても、重要な問題や『全体の意思』の名の下に一部の人の権利侵害がないように直接民主制がとられている。
 とりわけ、地方自治は住民の生活に密着しており、住民自治の原則からしても直接民主制になじみやすい。議会解散や首長解職、条例制定の直接請求などがあるが、住民の意思に反する施策や民意の所在を確認する場合など、是非を問うために住民投票が行われる。
 今回の住民投票は『国が75W値以上の航空機騒音地域はエアコンを入れるべきと指定しているのに、放置しているのは違法である』という問題と、市の『自治基本条例』に市民参加を規定しているにもかかわらず、民主的な手続きや住民の意思を無視するという、市長の政治姿勢を問うものだ」と結びました。
 会場から市会議員に、市長がエアコン設置しない本当の理由や、エアコン設置で福祉が削られるのでは、などの質問がありました。

狭山ヶ丘中卒業生のコメント

 「僕の中学校は防音校舎になっていたけれど、風通しも悪いので防音のための二重窓は外されて防音の意味がなくなっていた。テストの時2回もリスニングが中止された。暑いので窓を開けているので、飛行機が通ると授業が中断された。
 中学校の時はそいうのが日常だったので気にならなかったが、高校に進学して中学校の環境がどれほどうるさいのかに気付かされた。中学校の生徒から文句がでないでいることが疑問に思っていると思うが生徒にとっては日常であるのでそれが悪い環境だと気づいていないからだと思う。高校に入ってから自分も気付かされた。
 市長の『物より人』という発言の意図がわからない。マルチサポーターという教員が一人増えたところで、学習環境は変わらない」
 読み上げられたコメントに、会場から感動の拍手がわきました。

 最後に住民投票で市民の声を届け、市政に生かそうと呼びかけがあり、閉会しました。

住民投票は2月15日
防音校舎への
エアコン設置は
…賛成に○を!!

 

無料法律生活相談会

2月21日(土)
午前9時30分〜11時30分

中央公民館 3F学習室7号

必ずご予約をお願いします

担当・小林すみ子 議員 
090‐9974−6267
日本共産党市議団

やさくいづみの議会報告

 あわただしく新年を迎えたと思ったら、もう一月も下旬!一日を大切に生きなければ、と思います。
 今年は、戦後70年、被爆70年の節目の年。天国の父母の青春を奪った戦争への道は、二度と進ませないために、いっそう頑張らなければ、と思っています。
 蝋梅の花の香りに、寒さももうひとふんばり。春とともに、くらしが温まる政治の実現のため、がんばります。

安心して保育園に入れるように

 4月から、子ども子育て新制度が始まります。保育に欠ける子どもに保育を提供する事が、自治体の責任として残りました。ところが、入園申請の新しい点数表では(保育の必要性)、保育料の滞納世帯はマイナス30点です。私は、川越市のように、点数に含めない事を求めました。
 子ども未来部長は「納付相談をしていただき、保育の必要性がある場合は継続する」としながらも、「負担の公平性から減算(点数の)はやむを得ない」と答弁しました。

学童保育に入れない?

 学童保育は、4月から公の施設となり、指定管理者制度になります。基準により定員が設けられ、保護者から「入れるのか?」と不安の声があがっています。子ども未来部長は「当分の間現状を見て進める。弾力的に運用する。」と答弁し、今年度は受け入れる姿勢を示しました。学童保育は、大規模化(特に小手指・和田学童)や老朽化など課題が多くあります。整備計画を作ることを提案しました。

歯科診療の充実を

 市が行っている無料の歯科検診は、40歳〜70歳まで、10年ごとにしか受けられません。他市で実施している、18歳や20歳からの歯科検診充実を求めました。
 健康推進部長は「歯の喪失予防・保健指導・口腔内検査のために歯科検診は重要で、受診率向上のためPRに努める。国の事業でなく、県の補助金を受けられない為、年齢拡大等の拡充はむずかしい」等と答弁しました

子ども医療費
高校まで拡大を

 この10年間、子ども医療費は、窓口払いの廃止や中学生までの年齢拡大が行われ、充実してきました。
 学校の歯科検診後、未治療の児童生徒の割合は、
 小学校は10年前10%が→昨年は4.2%
 中学校は10年前26%が→昨年は14%
 と、10年間で半減し、治療済みが増えています。
 私は歯科治療を進めるためにも、高校生までの年齢拡大を提案しました。 子ども未来部長は財政上の理由で「年齢拡大は難しい」と答弁しました。
 食べることは生きる事につながります。生活が大変になれば、歯の治療は後回しになります。歯の健康の観点から、今後も歯科診療の充実を求めてまいります。

通学路の安全対策を

イラスト 西富小学校区の方から「通学路が心配」という声をお聞きしました。
 通学時間に一緒に歩いてみましたが、幅員3.6メートルでは道幅が狭く、一列で通学する子どもたちのすぐ脇を車が通過していきます。通学路の安全対策と、要望箇所の整備を質問しました。
 部長は、PTA・学校関係者・見守り隊など関係者と協議して、改善を図る、と答弁しました。 今後とも改善をもとめてまいります。