全校へエアコン設置 市長に申し入れ

写真  10月7日、日本共産党市議団は、日本共産党がとりくんだ「すべての小中学校にエアコン設置」を求める市長あての署名、第一次分の2207筆をそえて副市長に提出しました。
 昨今の地球温暖化で、市内小中学校での教室内の最高気温は40度を超える厳しい教育環境です。子どもたちにとって最適な学習環境を整えることは、一刻の猶予も許されません。
 都内では99,9%の整備率で、県内ではさいたま市、和光市、新座市、飯能市、蕨市、戸田市、上尾市、朝霞市など次々とエアコン設置が進んでいます。

新座市は全校設置で年約6千万円

 新座市では市内23の小中学校にエアコンを設置しましたが、ガス方式による年間費用はリースで6千5百万円となり、10年後は無償貸与となります。
 所沢市でも新座方式なら、年間費用は2億円以内で一斉に設置できます。
 「子どもは市の宝」と市民憲章でうたっている当市にとって、未来を創る貴重な子どもたちの「今」を充実することは緊急の課題です。
 市の方針だった狭山ヶ丘中学校へのエアコン設置を、市長が方針転換したことから、保護者を中心とする設置運動が高まり、住民投票条例請求運動が取り組まれています。
 日本共産党は、狭山ヶ丘中学校を含むすべての小中学校の普通教室にエアコンを設置するのは「時代のすう勢」として、署名運動に取り組んできました。
 来年度予算編成に向けた各課の概算要求がまとめられるこの時期に、市民の切実な願いを届ける絶好の機会と考え、今回の申し入れとなったものです。
 応対した副市長は「いかにして財源を生み出すかが課題」とし「教育環境については人の配置を厚くしている」などと回答しました。リース方式なら年間約2億円で、財源を生み出すのは可能です。
 税金をどこに使うのかは市長の政治姿勢が問われる問題です。

採択された意見書

○要支援者に対する介護保険サービスの継続を求める
○活字文化振興のための抜本的な政策を求める
○ウイルス性肝炎患者に対する医療費の拡充を求める
○難病や小児慢性疾患の患者の自己負担増の見直しを求める
○軽度外傷脳疾患に関わる周知及び労災認定基準の改正などを要請する
○2020東京オリンピック・パラリンピック開催に関わる意見書など7本の意見書を国へあげました。

無料法律生活相談会

10月25日(土)
午後1時30分〜4時

中央公民館 学習室3号1階

必ずご予約をお願いします

担当・城下のり子
090‐8450−4360

やさくいづみの議会報告

 金木犀の香りが、秋の訪れを知らせてくれます。
 最近、航空機やヘリコプターの騒音等の情報が多く寄せられています。首都圏上空でも、米軍が飛行訓練等を行い、部品の落下事故なども起きています。日本の空の上も米軍に占拠され、秋晴れのこの空は一体誰のもの?
 私たちの物ではないのでしょうか。 

所沢の平和をまもって

オスプレイ飛行中止と事前情報を

 米海兵隊のヘリコプターMV22オスプレイは、日本中を我が物顔で飛行し、飯能・日高市上空でも目撃されています。
 沖縄の負担軽減を口実に、全国に負担が拡大しています。私は、所沢上空のオスプレイ飛行中止の申し入れと、事前情報提供の要請を求めました。
 市長は、「埼玉県基地対策協議会・全国知事会議でオスプレイについては申し入れを行っており、近隣との情報交換・連携を深める」と答弁。

米軍通信基地で夜間訓練か

 所沢米軍通信基地で、7月8日夜9時30分頃、約30分に渡りヘリコプターの夜間飛行がありました。 隣接する並木通り団地や中新井の市民から、所沢市に5件も苦情が届いています。子どもが泣きだし、ご近所でも話題になるほどでした。私は、米軍通信基地の夜間訓練中止と原因究明を求めました。市長は「政府の要人が防衛医大に来たのかと思った。米軍基地での夜間飛行は、米軍に詳細な情報を求めているので、その後考える」等と答えました。夜間の飛行はこれまで無かったことであり、市民生活を守る対応を求めました。
 また、戦争遺跡等、文化財の保護も求めました。

市長面会・傍聴はだれでも可能に

 藤本市長は就任後、面会を希望する市民の名簿提出を求めています。「市長が責任を持って会うため、事前に確認するため伺っている」と部長は答弁しましたが、名簿提出の法的根拠はなく、歴代の市長面会で行ってこなかった名簿の提出はやめる事を求めました。
 審議会や協議会等の傍聴は、席数が限られていますが、希望者が傍聴できるよう質問。傍聴要領では、部屋に応じて傍聴席を設け、『長の判断で傍聴を認め』ており、傍聴者は増やせることがわかりました。

3学期制は大丈夫?

 来年度から3学期制に変わるため、行事や休業等の検討が始まっています。土曜授業は年間5日以内とのことですが、先生の代休は夏・冬等の長期休業に取得させられている現状です。しかし、土曜授業を承認する立場の教育委員会は、その実態把握もできていません。今後も、実態把握と改善を求めていきます。

学校図書司書の充実を

 教育福祉常任委員会で視察した長崎市を参考に、全校への学校図書司書の配置や、研修体制の充実を質問。司書配置は「今後も検討」、研修体制はこれまでの体制で実施と、部長答弁。学校図書館法改正もあり、私は研修体制の整備を求めました。

障がい者・高齢者の住宅確保を

 障害のある方や高齢者は、条件に合う住宅探しが大変です。公営住宅の担当課と福祉部門の連携で、支援体制充実を質問。「支援が行き届くようにする」と部長答弁。しかし、公営住宅を増やすことは「需要が供給を上回り…難しい」と部長答弁。
 家賃が安く安心な公営住宅こそ求められ、借り上げでも増やしてほしいのが市民の声です。