総務常任委員会 国際交流や財政運営で 旭川・苫小牧市視察

旭川市国際交流センター
旭川市国際交流センター 

 総務常任委員会(共産・小林)は、北海道旭川市と苫小牧市を視察しました。
 初日は、旭川市国際交流センターを視察。「多文化共生社会」の実現に向けて地域の国際化を推進しています。
 市の組織に都市交流課があり、外郭団体の市国際交流委員会が運営しています。姉妹友好都市は、アメリカ(2市)・ロシア連邦・大韓民国・中華人民共和国4カ国5都市です。
 常設のセンターは、多くの市民と外国の方とが触れ合う交流の場、国際交流団体などの活動の場、海外の文化が交差する場として、拠点となる大きな役割を果たしています。
 説明員はご両親がアメリカと日本人というハーフの方でした。

苫小牧市役所
苫小牧市役所

 次に、財政運営について苫小牧市を視察しました。人口減少、高齢化、公共施設老朽化など所沢市と共通の課題があります。
 苫小牧市は財政の豊かさを示す財政力指数が北海道の中でトップクラスですが、近年短期間に大型公共事業を集中実施したため、借金返済の重荷が大きく、財政の硬直化が急速に進行しました。
 「財政健全化計画」は、例えば学童保育は17時まで無料など、市民負担増には慎重にならざるを得ないことも感じられました。
 しかし、事業の民間委託、職員の人件費削減や、特に『カジノを中心とする統合型リゾート施設(IR)』を誘致する計画は、市民に重い代償を負わせる事になると思いました。
 なお、予定していた千歳市の防災学習交流センター視察は列車運休で、中止となりました。

西部消防組合議会広域後の決算など

 8月5日、市内けやき台の埼玉西部消防本部で、第2回定例議会が開催され、消防ポンプ自動車取得や2013年度決算など8議案が提案されました。
 荒川議員(共産)は「広域化すると現場の職員が強化される」との触込みだったが、所沢所管の消防分署の職員数に変化はないか質しました。
 部長は「平成24年に対し25年は4月1日付で各分署1名減、26年は7名減」と答弁。
 各分署が広域前よりも7名減っていることが明らかになりました。
 また寄せられた情報に基づいて現場の実態を示しました。
 削減されたことで、分署が無人化されることが多くなっており、住民や業者が訪れても誰もいないので再度訪問を余儀なくされる、災害対応で一番大事な初動体制が合併前よりも悪化している、職員の負担が多く休暇も自由に取れない状況、など現場の声を指摘しました。
 部長は所沢以外の分署では無人化もあるが、一人でも多く出動させているなどと答弁。しかし、所沢の分署の実態については明快な答弁はありませんでした。

無料法律生活相談会

8月30日(土)
9時30分〜11時30分

中央公民館 学習室1号

必ずご予約をお願いします

担当・荒川 広
090‐2660‐5883

教育福祉常任委員会 所沢市第5次総合計画 前期基本計画ふり返り

 8月6日教育福祉常任委員会は、委員会を開き第5次総合計画前期計画の審査を行い、城下・矢作議員が出席しました。
 総合的に取り組む重点課題「みんなで育む子供支援」では、目標に掲げた101人以上の事業所での『次世代育成支援行動計画』の策定は、達成されているものの、その実行について確認されていないことが質疑で明らかになりました。
 健康・福祉分野では、地域福祉ネットワークを推進するために、「まちづくり協議会」や「地域福祉推進室」の設置など、同じような取り組みが行われていることに対して、「住み分けをしてはどうか」という意見が出されていました。また、民生・児童委員の現状についての質疑で、民生・児童委員が定員に対して10名欠員となっていることも明らかとなりました。
 こども支援では、保育園・放課後児童の受入れ人数は策定時目標値を超過達成しているものの、依然として待機児童問題など課題は解決していません。
 目標指標として、子どもたちの笑顔があふれていると感じている市民や、学校が楽しいと感じる児童・生徒の割合など、わかりにくいとの指摘もあり、担当課から課題であるとの答弁もありました。
 9月議会では、後期基本計画が提案されます。また、子ども子育て支援計画関連の条例も提案される見通しであり、その内容が注目されます。

平和祈念式

写真
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 8月6日午前8時より所沢市役所前広場に設置されている広島市旧庁舎被爆敷石前で平和祈念式が行われ、約70名の市民、城下・矢作市議が参加しました。
 平和祈念式は8年前から行われてきており、年々参加者が増えています。原爆が投下された8時15分には、ラジオから流れる広島の祈念式典の鐘の音を合図に、黙とうを捧げ献花・献水を行いました。
 今年は、市役所市民ギャラリーで被爆者絵画展も同日より開催されることもあり、NHKテレビの取材と、絵画展実行委員長の挨拶もありました。また、市内在住35年という被爆者の方が「これまで被爆を話したことはなかったが…原爆で亡くなった20万人に献花・献水してくれてありがとう」と発言されました。市の平和大使として15年前に広島の祈念式典に参列し、その折に持ち帰った種を植えて増やした“広島ひまわり”の花束を抱えた方の参加もあり、平和の輪が広がっていると感じた平和祈念式でした。

子ども子育て会議

子ども子育て支援計画素案について
8月29日(金)
午後1:30〜
市役所604会議室
傍聴してください
問い合わせ先:2998-9124(こども支援課)