6月議会 自治会の加入促進や西武の道路等価交換

イラスト  6月10日の議案質疑の中で「地域がつながる元気な自治会等応援条例」や所沢駅東口の西武鉄道のビル建設に伴い、公道と西武が所有する車両工場跡地の一部を交換するという「道路の等価交換」の問題に各会派の議員からも質疑が集中しました。

地域がつながる元気な自治会応援条例

 これは自治会への加入促進を進める条例の名称です。
 質疑で荒川議員は
 (1)自治基本条例では市と市民は自治会や団体、非営利活動団体など対等同格に扱っているが、この条例は自治会・町内会が地域コミュティの中心的な担い手と位置付けられており、自治基本条例の精神から逸脱している。
 (2)現在、市の情報の回覧を自治会が取り扱っているが、これは自治会の仕事ではなく事実上市の下請け機関になっている。また自治会に加入していない市民への情報提供のあり方などを検討すべきだ。
 (3)自治会加入は強制ではないとしながら、条例は強制的とも読み取れると追及しました。
 他党派の議員からは「条例をつくる時は政策があるはずだが見えてこない」「市が財政応援するようだが、責任が重いのでは」などの疑問が出されました。
 これらの質問に部長は必ずしも明確には答えられません。

市長が手を上げて

 質問の途中で市長が手をあげ、自分の思いを答弁する一幕もありました。
 自治会連合会などの要望書などもなく、市長の強い意向でこの条例が提案されたことが解りました。

公道と西武車両工場跡地の等価交換

 所沢駅東口に西武鉄道がビルを建設する計画があります。
 その際、東口の駐車場と西武所有地との間の公道を廃止し、西口の区画整理用地と等価交換するというものです。現在4メートルの道路を7メートルに広げ、西武の建設予定のビル内の通路とし、歩行者の通行は確保するとの事です。
 しかし、西武鉄道と市は商業ビルと駐車場を作るという程度の「覚書」しかないままに議会に提案し、進めようとしてます。
 ビルの構想や駐車場の規模も示さないままの西武鉄道との等価交換は、議会軽視にもつながると城下議員が質疑しました。

軽自動車税値上げ

 自動車業界はこれまで消費税増税に伴い、自動車取得税の廃止を求めてきました。その要請を受け、政府は自家用車の取得税を5%から3%へ軽自動車は3%から2%へ引き下げます。
 しかし、その代替えの財源確保として、来年4月以降に購入した新車の軽四輪車等の軽自動車税を来年4月から1・5倍〜1・25倍に引き上げる市税条例の改正が提案されています。
 また軽自動車税のグリーン化(エコ化)を進めるとし、再来年4月以降、新車から13年経過した中古軽自動車等は税率が上がることが矢作議員の質疑で解りました。

無料法律生活相談会

6月28日(土)

 午前 9時30分〜11時

 中央公民館 学習室1・2

  必ずご予約をお願いします
担当・城下 のり子
090‐8450‐4360

6月議会一般質問の主な項目

13日
6番目
15時頃
小林 すみ子 原発の政府方針に対する市長の見解・生活保護基準引下げ後の実態調査など・ひとり親家庭等の子育て支援・ところバス見直し・久米地域に公園を・小・中学校のスプリンクラー設置計画は前倒しを 
16日
3番目
11時頃
城下 のり子 東部クリーンセンター焼却炉の維持管理と委託料の適正化・3学期制移行に伴う土曜授業と長期休暇短縮の課題について・若年女性の貧困について・消費税増税と福祉タクシー券初乗り料金への対応・うしぬま荘エアコン改修工事代替え施設の確保 
16日
6番目
15時頃
荒川 ひろし 旧下水処理場へのカドカワ進出について・農業委員会の新年度要望について・3学期制移行についての諸課題・「所沢駅西口まちづくり」の区画整理と再開発・「北秋津・上安松土地区画整理」について 
18日
3番目
11時頃
やさくいづみ 市街化調整区域の生活排水の改善・地元野菜の普及ととことこ市移転について・「子ども・子育て支援計画」の今後・人間ドック・がん検診の拡大を・学校3学期制実施は現場や保護者の意見を反映して
19日
3番目
11時頃
平井 明美 立憲主義の下での市政運営のあり方(狭山ヶ丘中エアコン問題など)・新介護保険制度への市の対応・公園に高齢者の健康遊具を・航空公園野外ステージに手すりを

子ども・子育て会議が開かれます

 7月4日(金)午後1時30分より

  所沢市役所7階研修室

  傍聴してください