全国市議会議長会 研究フォーラム・イン松山

 愛媛県松山市で開かれた全国議長会主催の研究フォーラム一日目は、片山善博氏(前総務大臣)の「地方自治の課題と議会のミッション」と題しての講演と、パネルディスカッション「地方議会における政策形成の在り方について」などの企画で開催され、地方議員など約3千人が参加しました。

 この会議には各会派の代表者が出席し、党議員団からは平井議員が参加しました。

 片山氏は基調講演で「義務教育は自治体の最重要課題」として、教育現場の課題を議会がよく把握することの必要性を唱え、「教育長をはじめとする教育委員がどういう教育理念を持っているのか討論してもらう必要があり、議会はその上で選任すべきだ」と主張。さらに市長には執行権があるが最終的には議会が決めることで議会の優位性を強調しました。

 パネルディスカッションの論調は、これまで戦後60年続いた地方議会は政治の脇役だったこと、しかし、2000年の国からの権限委譲により、地方議会は「住民に責任をとる政治」に変わらざるを得なくなったこと、そして決定、監視、提案、集約の四つの役割を果たす立法機関となり地方政治の主役になった、という地域主権改革の流れに沿った内容でした。

 二日目は「大震災における議会の役割」としての課題討議でした。

 この討論には南相馬市・陸前高田市・名取市など被災地の議長が参加し、その教訓が話されました。

 議員は地域で知名度がなく、それでは災害時に市民から信頼されない、地域防災計画にも議員の役割が示されていないなど、私達に耳の痛い課題が提起され勉強になりました。

「東日本大震災で見えた絆」全国都市問題会議

 全国都市問題会議は全国市長会の主催により盛岡市で開催され、今年で74回を迎えます。

 今年は約一六〇〇人が参加し、党市議団からは荒川議員が出席しました。

 会議は「都市の連携と新しい公共ー東日本大震災で見えた『絆』の可能性ー」と題して、初日は基調講演、主報告、一般報告があり、二日目にはパネルディスカッションで戸羽太陸前高田市長がパネラーの一人でしたが、その発言一つ一つに会場から共感の拍手が寄せられるなど、強く印象に残りました。

 「絆とは寄り添う心」と口火をきった戸羽市長は、討論の最後に「絆」について次のように思いを語りました。 「被災地のことを忘れて欲しくない。昨年のクリスマス、今年の正月がブラウン管から流れ、自分たちにも同じようにはいかないことは理解している。でも被災地のことを忘れられてしまったら、がんばれないと思う」と。会場からは一人挙手し「お金やボランティアでなくても良い、被災地のことを忘れないで、と皆に言っている」と熱いエールを送った旧山古志村の議員(現長岡市議)の言葉に思わず感動しました。

無料法律相談会

日時 10月27日(土)
午後1時半〜4時半
場所 中央公民館

小林亮淳弁護士・石山氏(元民事書記官)
※要予約 担当:平井明美議員
Z 090―6019―2014

平井明美の議会報告

 私の母は92才ですが、認知症を患い施設にお世話になっています。洗濯物を届けに週一回は母の顔を見に行きます。「よく来たねえ」と驚いたり、「私も帰る」とせがんだり、その時々で対応は様々です。認知症の始まりは味を忘れることだと言います。80代の後半「味がわからん、お前が味見して」と母に言われました。私に認知症の知識があれば、もっと早い次期に病院に連れて行けたのにと後悔するばかりです。介護保険は介護する人を救済するために導入されましたが、保険料や利用料が払えず、使えないお年寄りも多く、改めて制度の欠陥に怒りを感じます

議会決議や請願も採択
市長は設置しない理由を説明せよ
エアコン

 狭山ヶ丘中学校のエアコン問題では「議会での決議も上がり、1万6万人の署名した請願も多数で可決された。二元代表制の立場からも市長はエアコンを入れるべき立場だが、設置しないというならその理由を市民に説明すべきで、市長の政治責任が問われている」と市長を追及しました。
 市長は「保護者や生徒たちはエアコンを入れて欲しいというのが当然なので、説明する必要はない」と答え、傍聴者の怒りの声が広がりました。

保育園の給食職員の配置を

 保育園のアレルギー食の子どもは24年度では142人にもなり増える一方です。また離乳食も子どもの年令や状況に合わせ、細やかな給食を作っています。しかし職員が退職し補充されない状況が続き、調理師は心身とも大変な負担になっています。
 私は「保育園の調理師については、安易な委託にせず、給食センターの職員を異動させるなど検討してほしい」と質問しました。
 副市長は「職員の補充については、その人の適応も考えながら検討する」と前向きの答弁でした。

介護保険料 細分化で軽減を

  介護保険料は3年に一度改正がありますが、当市は第五期の改定で保険料を10段階に分けています。
 私は「年金が86万円しかないのに保険料は第3段階で年間3万4千円も差し引かれる、これでは食べていけない」という相談者の事例を示し、介護保険料の細分化を求めました。
 「第3段階は年間所得が80万〜120万までと幅がある。保険料をもっと細かく分けることで、軽減措置を図ってほしい」と検討を求めました。
 福祉部長は「当市はできる限りの細分化は行っている。第3段階の細分化については国の動向を見守る」という答弁でした。

ところバス新路線
来年4月から実施

イラスト 引きこもりのお年寄りをなくし市内の公的な施設をめぐる足として「ところバス」は喜ばれていました。しかしバスの本数が少ないことや三ケ島循環コースになったことで「防衛医大の診察時間に間に合わない」「駅に行くまでの足がない」などお年寄りからも改定の声が上がっていました。
 部長は「アンケート調査など行い市民の意向に沿うような改正を行った。25年度4月から新しい路線で実施したい」と答えています。