議会報告会 市議会としてエアコン問題どう対応したのか?

写真 5月26日(土)三ヶ島まちづくりセンターで議会報告会が開催されました。参加された市民は約50名、他市の議員の傍聴もありました。

 各常任委員会の報告後、市民の皆さんから「福祉バスが廃止され補助金制度になったが、三年間ということでその後はどうなるのか」「職員の数が多い、また平均の給料はどのくらいか」「議員の報酬は」などの質疑がありました。一方「公務員・議員が本当に多いのか?日本は世界的にみて少ない。13年前民間給与が多いと下げられ、今度は公務員が多いと言っている。自治体本来の役割である福祉の増進のために必要な人材の確保など慎重に検討してほしい」との声もありました。

補助金辞退までの経過

 また「エアコンを狭山ヶ丘中学校につけないという話を聞いたが、議員は教室の温度や飛行機騒音がどれほど知っているのか」などの厳しい質問もありました 参加していた平井議員は「12月議会での「エアコンをつけてほしい」という自分の質問に藤本市長の「扇風機で十分」という答弁があったこと。3月議会の予算編成時、狭山ヶ丘中学校のエアコンに対する国から補助金が計上されたが、部長が市長と相談した結果、東日本大震災のこともあり国庫補助金を返上したという事実経過を報告。 議会としては、『子どもたちが授業に集中できるための教育環境の整備充実を求め、防音校舎の整備方針どうり、改善の再考』を求める決議を上げて議会としての意志を示した」と説明しました。 6月議会は、市民からの厳しい視線が注がれています。

震災がれきの広域処理を考える

 5月25日、さいたま市で開かれた「震災がれきの広域処理を考える」学習会に参加しました。講師の田口正巳氏(立正大学名誉教授)は、「もう1つの大震災・原発事故問題。災害廃棄物と放射性廃棄物の問題」で講演されました。

 田口氏は、今回の震災が地震や津波だけでなく原発事故を伴っており、災害廃棄物の発生量の膨大さと多様さを指摘しました。東北被災地を視察しましたが、震災がれきが一般廃棄物でなくむしろ産業廃棄物であること。また、発生源がほとんどわからず排出者責任が問えないことから、一般廃棄物と同様に自治体にその処理責任を負わせることは不可能と指摘しました。さらに、政府が迅速に廃棄物法制度を整備すべきだったと対応の遅れを批判しました。

 がれき処理の期限を2014年3月までとした「処理基本計画」について、終了期間を3年間としたことが広域処理を急がせ、域内処理の可能性を奪うことになる。また、広域処理に伴う処理コスト高の問題(輸送コストなど)や、がれきのリサイクルの道も絶ってしまうなどの指摘もありました。本来、産業廃棄物に対する責任は国が責任を持つべきと指摘しました。

 所沢市でも、震災がれき受け入れに対する党市議団の見解を発表しましたが、受け入れを表明した自治体でも住民との様々な問題が起きています。

 住民への不安に応えるためにも、情報の提供や住民との合意形成は不可欠です。

自治基本条例推進委員会開かれる

 「所沢市自治基本条例」(昨年7月施行)第2回推進委員会が開かれ、市民への情報公開や市民参加にかかる主な取り組みについて審議されました。『情報の公開と共有』(広報・ホームページ・ところざわホットメール・情報公開・会議の公開)『市民参加』(市長への手紙・パブリックコメント・公聴会への参加・審議会への参加)『協働』(アダプトプログラム・NPO団体等との協働・市民活動支援センター開設)について市職員が説明。

 審議では、条例制定後の市の変化として、パブリックコメント(公の意見・情報・改善手続き)の徹底と参考資料の添付、職員の市民参加への意識が高まった事、市民意見を反映して土曜開庁等政策につながった事例など報告されました。

 所沢の住民参加が条例に照らして良いか、他の自治体の状況はどうか、住民がどう市政に参加していくかなど、今後開催の2回の委員会で審議していく事となりました。

 なお、6月17日(日))市役所にて、自治基本条例に位置付けられた「市政運営報告会」が行われます。ぜひ、傍聴してください。

基地返還運動を協議会としてももっと活発に

 5月23日基地対策協議会総会が開催され、副会長に副市長の大館勉氏が就任し、今後の事業計画が決まりました。

 東西連絡道路については日米の基本合意ができた段階であり、今後の日程はまだ明らかになっていないという市の説明に副会長の平井議員は「日米合意はされたが、米国が何を要求しているのか原文もないままに進んでいる。詳しい日程や米側からの協議内容をキチンと所沢市にもしらせてほしい」と質問しました。

 市は「協議内容は、米側から部外の持ち出だしを禁止されており原文はいただけない。また返還のスケジュールは今後の進捗状況により変動していくので現段階で明確に示すことはできない」などと答弁しました。

 最後に平井議員は、協議会を活発にするためにも所沢市内の各政党の国会議員を招き、基地問題の討論会を行うなどして基地対策協議会の活動の強化を訴えました。

平和まつり盛大に 晴天下で1000人

写真 御幸町重松流のお囃子で始まった第五回ところざわ平和まつりが27日、航空公園野外ステージで盛大に開かれ、党所沢市議団も参加しました。

 第一部は党後援会会長、塩川鉄也衆院議員と辻もとみ党地区震災・原発・放射能対策責任者が挨拶。仮設住宅の悲惨な実態などが報告されました。

 第二部は、太極拳、ハワイアン、ラテンボーカルと踊り、R&B、ヒップホップダンス、マジック、歌声喫茶「ともしび」の歌唱指導など盛りだくさん。模擬店、フリーマーケットなども賑わいを盛り上げました。

 回を重ねてきた平和まつりも今回が最大の盛況ぶりでした。

無料法律・生活相談会

日時 6月23日(土)

午前9時半〜11時半

場所 中央公民館

小林亮淳弁護士

石山元民事書記官

※要予約 担当:矢作議員

  Tel 090-2475-7136

主催:日本共産党所沢市議団