政治倫理条例制定へ

 8年前の衆議院選で選挙違反があり、所沢市議会議員10名が逮捕されるという恥ずべき事件がおき、補欠選挙が行われました。
 所沢市議会は、この事件を反省し、特別委員会で審議を重ね、翌2004年「政治倫理規定」を制定しました。共産党市議団は「規定より法的拘束力のある条例化を」と主張しましたが、当時の議会全体の到達点として「規定」となりました。
 しかし一昨年「議会基本条例」を制定し、「政治倫理の規範については別に定める」としたことから、12月議会では「政治倫理規定」を「条例」に格上げする事ができました。
 また、議会基本条例制定後の議会改革として、一般質問での一問一答方式導入や議会報告会の開催などが始まっています。

子どもたちの未来を守れるか…
〜国会議員と話そうパート2〜
主催:子供たちの教育と未来を考える会

 『国会議員と話そうパート2』(報告者 塩川衆議院議員)の集いに、小林・やさく市議が参加し、市民との意見交換が行われました。
 参加者からは、「原発事故を経て一人一人の意識は変わっているが、国会議員はどう考えているのか」「所沢の子ども達が本当に大丈夫なようにしてほしい」「福島を忘れないことが大事」「どうしたら脱原発にできるのか」と、率直な思いが語られました。
 塩川議員は、「野田政権は財界寄りで脱原発ではない。企業団体献金・天下りを廃止することが必要、国会議員の中には原発容認派もいる。太陽光発電など自然エネルギーに切り替えていく事が大切。市民の運動で再稼働を許さなければ、結果として脱原発となるので一緒に頑張りたい」等と話しました。
 小林市議から、12月議会の報告を行いました。
 市への要望として、食品の放射線測定器を購入し、内部被ばくを防いでほしい、太陽光発電の補助を増やして、等の要望も出されました。

イラスト政策討論会を開催します
『地域経済の活性化と
地域ブランドを考える』

2月4日(土)午後2時より
所沢市役所3階全員協議会室
主催:所沢市議会

小林すみ子の議会報告

 高齢者福祉・障害者福祉の充実を重点にとりあげました。消費税増税案が急浮上していますが、消費税は高齢化社会・社会保障のためといわれながら生活は悪くなっています。福祉・社会保障の充実は、景気回復の力にもなります。

精神障害者にも福祉タクシー券を

 病院から地域へと促されている精神障害者は、少ない障害者年金等で、医療機関・作業所等に通う交通費が重い負担です。
 身体・知的障害者に支給されている福祉タクシー券を精神障害者にも支給するようにと質問しました。
 保健福祉部長は、県内29市町が実施しているのに、「近隣市が実施していない」との理由で実施を先送り。市長の答弁は「多数の市民が応援すれば考える」と少数者を切り捨てる姿勢でした。

小規模多機能施設利用者負担の軽減を

 この施設は、住み慣れた生活圏に住み続けられるための在宅高齢者の支援施設で25人以下と小規模です。契約する事業者が一つで、デイサービス、ショートスティ、訪問介護を臨機応変に選べ、連絡等の手間も少なく、顔なじみの職員と利用者との交流がはかりやすい利点があります。
 しかし、利用したくとも、特別養護老人ホーム等の利用者にある負担限度額がなく、家賃・食費・日常生活費負担の軽減策を求めました。
 保健福祉部長は、市独自の軽減は行わないとの答弁でした。

高齢者世帯の見守り充実を

 市内の高齢者だけの世帯人数は3万2877人と高齢者の48%(平成22年度)になります。貧困、格差などとあいまっ て、家族・地域のつながりも薄くなり、高齢者の孤独死も増えています。つながりをつくる地域づくりについて、見守り相談員の周知方法、町内会・自治会活動の経験交流等についてただしました。
 保健福祉部長は、周知の徹底や、ボランティア頼みのネットワークの充実を研究するとの答弁でした。

松が丘遊水地決壊の心配は?

 この遊水池は常時水が溜まっています。東側・北側は、堤防で、下には住宅があり、のり面に亀裂が走っている所があります。堤防の上は歩行者・自転車専用のアスファルト道となり、やはり亀裂がある所があります。
 地震やゲリラ豪雨で、決壊等の心配はないのかと質問しました。
 下水道部長は、「湧き水があるため常時水が溜まるが、常に川に流している。豪雨時は常時水位より40cm上がっただけである。亀裂については修復していく」との答弁でした。

その他の質問項目

*第5期(来年度から)高齢者福祉計画・介護保険事業計画について
*リフト付きマイクロバスの存続を
*AED(自動体外式除細動器)設置促進を