地域防災計画見直し 防災無線の増設なし

 八月八日に開かれた総務常任委員会で、所沢市地域防災計画の見直しについての説明が行われ、城下議員が参加しました。東日本大震災や福島第一原発事故をふまえ、現状の計画では不備な点が明らかとなりました。今後国・県の見直しを踏まえて二〇一二年度を目途に所沢市も見直す予定です。

 計画は、(1)市内で発生する帰宅困難者対策(2)災害支援対策本部の体制(3)避難所の設置・運営(被災避難者受入れ)(4)放射能汚染対策が対象です。

 質疑でわかったことは、地域防災計画は市内で起きた災害のみ対応する計画であることや、帰宅困難者については取り残される子ども・高齢者・障害者が入っていないこと。また、災害の対応はそれぞれの担当課による危機管理マニュアルとなっており、地域防災計画は全体を取りまとめるものではないこと。  情報の伝達の問題では、防災行政無線が全域に聞こえないという声があるにも関わらず増設の予定はなく、ラジオで対応するなど問題点が残りました。

 今後も総務委員会として引き続き審議していくことが確認されました。

災害・停電時の下水処理は

 八月二十四日建設水道常任委員会が開かれ、先に視察した「新河岸川水循環センター」についての自由討議が行われ、矢作議員が出席しました。

 委員からは、次のような意見が出されました。

(1)高濃度の放射線が検出され保管されている焼却汚泥が今後どうなるのか。(これ以上増えないか・受け入れ先は見つかるのか)

(2)汚染汚泥の処分費用の増大が心配されるが、安易に市民負担が増えないように。

(3)電気が供給されないと、ポンプが動かず下水処理が出来なくなる。市の浄化センターをなくして良いのか。

など三点です。

 今後、下水・汚泥処理についてキチンと管理されるよう注視が必要です。

核兵器廃絶と原発ゼロへ

 広島・長崎に原爆が投下されて今年は六十六年目です。広島に投下された八月六日午前八時十五分、所沢市役所内の「広島市役所旧庁舎被爆敷石」前で、所沢平和委員会主催の平和祈念式が行われました。核兵器のない恒久平和の願いと、今年は福島第一原発事故から脱原発・自然エネルギーへの転換や歴史教科書についても真実を伝える大切さが語られました。

 また八月五日には「広島市役所旧庁舎被爆敷石」の後ろに、党議員団が議会で提案した『被爆敷石の説明板』も設置されました。

2011年9月議会日程

月 日 曜日 開会時刻 議 事 の 内 容
8月31日 9時 議案説明
9月 2日 9時 議案質疑
5日 9時 四常任委員会並行審査
7日 9時 一般質問(近藤・荒川・杉田・末吉・島田・安田)
8日 9時 一般質問(岡田・矢作・脇・福原・植竹・小林
9日 9時 一般質問(石本・城下・荻野・越坂部・谷口・亀山)
12日 9時 一般質問(青木・平井・松本・松崎・桑畠・西沢)
13日 9時 常任委員会審査(予備日)
20日 9時 委員長報告・質疑
21日 9時 討論・採決

無料・法律生活相談会

日時:9月17日(土)
午前9時30分〜11時30分
中央公民館工芸室

*必ず予約をお願いいたします

担当議員:荒川ひろし
連絡先090−2660−5883

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日本共産党市議団2998−9278
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