高い国保税を引き下げて! 市民の世論と運動で 加入者一人あたり 平均5000円の引き下げへ

イラスト 「国保健康保険運営協議会」に当麻市長は、来年度から5億円規模の国保税の税率を引き下げる諮問をしました。「答申」は11月中に予定され、その後に議会に提案されることになります。

署名運動のひろがりが市政を変える

 国保税引き下げの見通しがついたのは、この間の社会保障推進協議会など市民団体による署名運動や、3月議会での日本共産党市議団の税率引き下げ条例提案などの努力が実ったものです。

大幅な黒字分でさらに値下げを

 日本共産党市議団の試算では10年度の国保会計は前年度繰越金9億8千万円がまるまる増えるうえ、そのほかにも2億円ほど増える計算になります。その上、増税して残ったお金を基金に積み立てた10億円もあり、こうした財源を使えば引下げ額は市の提案より4倍以上となります。

●「えっ、国保税が下がるの?、少しでも下げてくれるのは嬉しい。共産党さんありがとう」(和ケ原の女性)
●「何でも値上がるなかで、下げてくれるのはすごいことです」(並木の女性)

小中学校にエアコンを 猛暑対策に全会一致で可決

 今年の暑さは異常でしたが、議会でも小・中学校の猛暑対策を求める質問が多くありました。

 日本共産党市議団は議会として決議を上げることを提案。その結果全会一致で可決となりました。

保育園待機児、146名分の入所枠が拡大 新たな待機児百数十人の解決を

イラスト 日本共産党の「保育園待機児」の解消をもとめる質問に所沢市は、民間保育園の新・増改築や家庭保育室の新設などで「146の待機児を解消する」との見通しを明らかにしました(「あかねの虹」の新設で60人、「若竹保育園」の増築で30人、「なかよし保育園」の改築で20人など)。

 しかし、来年4月までには新に百数十人の「待機児」が見込まれています。公立保育園の「新・増設」のもとめに「公立による増改築は考えていない」と、根本的解決を先送りしました。

 また、「非課税世帯」の母子家庭保育料の無料化をもとめました。

子育て世代の切実な願い 24時間365日の 小児救急医療が実現します

 所沢市は2011年度中に「24時間・365日」の小児救急の初期医療を市民医療センターで実施する方針を明らかにしました。

 日本共産党は、都立清瀬小児病院の都立請願小児病院の廃止の動きが出て、子育て世代から不安の声があがるなか、2002年6月議会で小児夜間診療の充実を要求。2003年3月議会では、市民医療センターの24時間の小児診療を提案してきました。

市民アンケートへのご協力ありがとうございました

 寄せられたアンケートのうち、8割が「生活が苦しくなった」との回答です。日本共産党は、寄せられた願いに応え、実現のために全力をあげます。

父母医師会など関係者と協力して

 日本共産党は、2006年には所沢医師会や県・市の担当職員、子育て世代も参加してのシンポジウムを実現するなど、実現の先頭にたってきました。2007年の市長選では各候補者がそれぞれ公約に掲げるなど一貫して運動をリードしてきたものです。日本共産党は、ひきつづき「小児救急医療」充実めざして、市民のみなさんと力をあわせてがんばります。

がんばっています日本共産党 暮らし・医療、子育ての願い実現へ

特定検診の検査項目に「尿潜血」を加えて 荒川ひろし市議会議員

 2年前までは40歳以上の基本健康診査は無料でしたが、後期高齢者医療制度等の医療改革に伴い「特定健診」に代わり料金も800円の有料となりました。そのうえ検査項目も減り、初期段階の膀胱がんが発見できる「尿潜血」もなくなったため、所沢市も狭山市のように「尿潜血」を追加項目に加えるよう求めました。

 どれほどの予算を要するかただしたところ「400万円」で実施できることが明らかになりました。

 国保会計の余剰金が数十億円と指摘されているなか、その気になればすぐにでもできることです。国保運営協議会に提案するかどうか、注視していきたいと思います。

子どもを貧困から守れ非課税世帯の保育料を無料に 平井明美市議会議員

 子どもの貧困問題は成長の発達や人格形成まで影響をおよぼします。子どもの成長のスタートにもなる時期に、成長を育み広げる条件を行政がつくる、この立場から子どもの貧困の実態調査、保育園の待機児解消、非課税世帯の保育料無料化をもとめました。

 市は、非課税世帯の保育料無料化について「応益負担の原則に基づき納めてもらう」と、貧困で苦しむ家庭への思いにかける答えでした。

 「ところバス」は往復200円で1日乗車となりましたが、見直しにより「西路線」の利用者が減りました。これを元に戻すよう質問。市は「ところバスの西路線は見直してから1年たつので、時期をみて変更を検討したい」と前向きな答弁です。

中富南の道端東公園など公園の整備・充実を 城下のり子市議会議員

 日本共産党市委員会がおこなった市民アンケートでは、公園に対するご要望も多く寄せられました。市民の憩いの場であり地域コミュニティを育む空間としての公園の整備・充実について地域別に質問しました。

 (中富南)4丁目の道端東公園のウッドデッキの補修を早急に実施するよう質問しました。部長は「補修については、計画的に進める」と答弁しました。

 (東所沢)亀ヶ谷公園の不審者対策と街灯設置について質問しました。部長は「夜間パトロール等を実施したが、今後も安全対策に取り組む」と答弁しました。

 (宮本町)1丁目に公園設置の提案をしてきました。市有地も含め早急に設置するよう再度質問しました。部長は「市有地も含め公園設置の計画を進める」と答弁しました。

どうなる?泉町の元生涯学習センター 市長は利用者の声を聞いて 小林すみ子市議会議員

 昨年9月議会、泉町町内会・けやき自治会の請願と「元所沢市生涯学習センター施設の継続利用を求める利用者の会」の「生涯学習の安定した継続利用」を求める請願は全会一致で採択されました。しかし、3ヵ月後の12月議会では、突然市長は「総合福祉センターを柱とした複合施設に建て替える」と表明し、また「テニスコート・体育室の設置は難しい」との発言から、果たして「安定した継続利用」ができるのかと不安が広がっています。

 “利用者の会”が再三市長との話合いを求めても、市長は応じていません。市の『ユニバーサルデザイン推進基本方針』通り、『構想や計画を練るところからスタート』する「市民参画」の実行を求めました。

地域病院でがん検診など「検診」の充実・助成を 矢作いづみ市議会議員

 所沢市のがん検診は、医療センター・健診車・病院(乳がん・子宮頸がんのみ)で実施されています。しかし、人数に限りがあるため、受診率が5%〜16%台で、国が目指す50%と大きくかけ離れています。他の自治体のように、地域の病院で健康診査と一緒にがん検診が受けられれば、受診率も上がり、がん予防につながるため、改善を求めました。市は、「がん検診は検査方法など条件整備も必要なため、今後も医師会と協議していく」と答えました。地域の病院長からは、「がん健診を広げれば、医療費抑制につながる」という声も寄せられており、引き続きがん検診の充実を求めていきます。

 また、子宮頸がんワクチン助成の実施には、「子宮頸がんワクチンは、国の審議会など動向を注視したい」と答えました。

道路「冠水」など水害対策に全力 東川の護岸工事、道路補修 すがわら恵子市議会議員

 今年は異常気象と言われていますが、この夏も台風やゲリラ豪雨などの影響で、市民生活にも危険を及ぼすこともありました。

 特に「西所沢駅そばのガード下」では、道路冠水により車が水没し、消防から水難救助の出動がありました。早急な対応を求め、『冠水注意』の看板設置が行われました。

 また、金山町交差点から宮本町交差点に向けての道路排水の改善工事を6月議会で一般質問をしていましたが、工事が無事に終了しています。

 東川の護岸の崩落については県の緊急工事で対応が図られました。引き続き、弘法の池そばの護岸補強や市道の緊急補修についても、年度内の整備を求めて頑張ります。