城下のり子 「笑顔」城下のり子です しんぶん赤旗

2004年11月号 電話042-942-9456

城下のり子 2004年9月議会報告

写真ごみ・教育など子育て支援とりあげました

 秋の雰囲気が一段と深まりました。みなさんいかがお過ごしですか。9月2日から17日までの会期で第3回定例会(9月議会)が開かれました。
 今回の一般質問では、ごみ政策や教育環境、子育て支援など質問しました。いま、さきの見えない不況や戦争への道を開く、憲法9条や教育基本法改悪論など、政治の進む方向が大きく変わろうとしています。未来を担う子ども達へ、戦争放棄をうたった憲法9条を託すためにも、平和憲法9条を守る運動を大きくすることが重要です。市政に対する要望など、お気軽にお寄せください。

所沢市初の老人集会所「わかば」を設置
若松小学校の余裕教室で

 市立若松小学校の空き教室を利用した、お年寄りの集会所「わかば」が10月1日にオープンしました。こぶし町や近隣住民のみなさんの長年の運動と、私も議会で繰り返し取り上げるなかで実現することができました。学校の空き教室を利用した集会所は、所沢市でもはじめての取り組みです。今後、全市的に広げることや運営についても市が責任もって市民とともに進めるよう質問しました。
 保健福祉部長は、市も関わって行くと答弁しました。

市民保養所の充実を

 所沢市では、全国34ケ所の保養施設と契約しており、市民に大変喜ばれています。保養施設のより一層充実するよう質問しました。
 市民経済部長は、検討したいと前向きな答弁をしました。

ごみ減量をどう進めるか!

 焼却施設の維持管理費が市の大きな負担となっています。環境を守るためにも、生ごみのたい肥化の本格実施など、市としてごみ減量計画をつくり減量・リサイクルを進めること。また、稼働率が下がっている西部クリーンセンターのC炉を廃止するよう質問しました。
 市長は、C炉についても現状維持の立場を示し、ごみ減量の具体的な考えについては答えませんでした。

イラスト



いまの教育基本法を守って

 現在の教育基本法は、戦前教育の反省から個人の尊厳や、国・行政権力の不当な支配をうけてはならないという大切な柱で構成されています。いま叫ばれている改正論は、国家と個人の関係を再び国家優先に変えることや、国が教育内容に口出しすることできるようにすることがねらいです。現行の教育基本法を堅持するよう国・県に意見をあげるべきと質問しました。 市長は、国の動向を注視すると答弁し、意見書については触れませんでした。

子どもの虐待事件が後を絶ちません。
どの子も健やかに成長できる環境の整備が急がれます。

児童虐待の早期発見を

 今度の国会で、児童福祉法の改正が予定されています。これまで児童相談所で行っていた相談業務などが、2005年4月から市町村に移ります。
(1)虐待の早期発見・迅速な対応ができるよう、必要な財政措置を国・県に求めること。
(2)窓口となる子ども家庭課に専門性のある人的配置と、必要な人員確保をすること。
以上、二点について質問しました。
 保健福祉部長は、財政措置については国・県に要望すると答弁。市長も人的配置・確保の必要性を認めました。

次世代育成支援計画について

 子育て世代の要求にそった計画の策定と、学童保育や待機児解消など年次計画や目標値を明確にすること。子どもの意見も取り入れるワークショップの開催について質問しました。
 保健福祉部長は、数値目標は庁内会議等で検討する。子どもワークショップについても検討すると答弁しました。

(城下のり子 議会だより「笑顔」2004年11月号から)