小林すみ子の街角ほっとメール
2005年12月議会報告

 この冬は例年になく厳しい寒さです。地球的規模での異常気象の現われでしょうか。豪雪地域の被害をみると胸が痛みます。
 インフルエンザもはやりだしていますが、患者に負担増を求める医療制度の改悪案がでています。風邪は万病の元、また年をとればどこか具合が悪くなります。必要な医療をだれもが安心して受けられるようにするのが政治の努めではないでしょうか。
 小泉政権になり、次々と社会保障が改悪される一方、憲法をかえて、アメリカのいいなりに、海外で戦争をする国にしようとしています。
 小泉首相は高齢者と若者、民間と公務員等、対立をあおっていますが、人と人との温かい連帯で、小泉政権の冷たい政治を吹き飛ばしましょう。

小林澄子


改定後の介護保険制度
居住費・食費自己負担の軽減を

 昨年10月から特別養護老人ホーム等施設の利用に居住費・食費等が、全額自費負担になりました。東京都千代田区などは独自の負担軽減策を実施しています。A所沢市も独自補助をすること、今年4月からの新予防給付の軽度者への介護サービスについては、(1)必要なサービスは引き続き今まで通り受けられるようにし、(2)筋肉トレーニングなど、本人が希望しない場合はケアプランに含めないこと等を求めました。
 保健福祉部長は、Aは、新たな助成はむずかしい、(1)「本人のできることはできる限り本人が行うことを基本に」ということで、国の利用抑制策につながる答弁です。
(2)は、本人、家族の同意のもとにという答弁でした。
 ※必要なサービスは受けられるようにしていかなければ、なんのための介護保険制度かが問われます。


小学校に専任司書の配置を

 学校に専任司書が常駐していると、学校図書館が気軽に立ち寄れ、くつろいで読書ができ、人と触れ合える心のオアシスになります。
 当市は、学校図書館にクラス担任と兼任の司書教諭は配置されていますが、専任の司書はいません。当市でも配置を求めました。
 教育長は、60人のボランティアの人達が活躍し、リーダーになる人も生まれている、とボランティアの活用で専任の司書の配置は必要がない旨の答弁です。
 ※子ども達の心を育む読書指導・読書環境をつくるうえで、専任司書の配置は必要です。


写真
12月16日から

ミューズ前に横断歩道と信号設置
実現!
 3月議会の一般質問で取り上げましたが、『障害児者を守る所沢連絡会』の方々が一生懸命運動してきました。ミューズ利用者はもちろんのこと、並木保育園保護者の方々にも喜ばれています。



児童館の施設改善と人の配置を

 児童館は、0歳から18歳までの乳幼児・児童・生徒・青年を対象とした事業を展開させなくてはなりませんが、現状は、留守家庭放課後児童を対象とした生活クラブの事業で、特に職員たちは夏休み・冬休み・春休みの長期休暇では、かなりの精力をつかいます。
 この4月から生活クラブが無料からいきなり6千円の有料になり、午後6時半までの延長になりますが、正規職員数はそのまま(臨職1名配置)で、早番・遅番のローテーションを組むため、幼児教室等に支障がでてきます。障害児の入所に職員を加配する事にもなっていません。
 また、施設の面でも、おもらし等で汚れた子どもの身体を洗うシャワー室もなく、具合が悪くなった子どもを休ませる場所もない児童館もあります。関係職員の意見を聞き改善することを求めました。

(「市議会報告」2005年12月号から)