新しい年を迎えました。昨年はアメリカのテロ事件への報復戦争という大変な年でした。国内では小泉内閣の進める構造改革でリストラ、倒産、狂牛病と政権がひっくり変えるような事態なのに、小泉総理は高い支持率を利用して「有事法制」まで狙い、痛みどころか国民の命も危ない状況です。私は「戦争はいや」この声を世論に平和の先頭にたつ決意です。

払えないお年寄り続出
介護保険料の減免条例がつかえない

 介護保険料が去年の10月から、満額徴収で二倍になり、お年寄りからは、「払いきれない」と悲鳴があがっています。当市で介護保険料を払えないお年寄りは現在463人もいます。平井議員は、上尾市22件、加須市、狭山市で18件減免(支払い免除)している例をあげ、当市も同様の独自減免条例を作りながら一件も減免できていない事を指摘。「市の条例では震災・干ばつ・冷害の自然災害の国基準しか減免することができずこれでは低所得のお年寄りを救済することはできない」と条例改正を求めました。福祉部長は「減免基準を設ける事は難しい」としながらも「保健福祉・推進会議でも議論をして欲しい」と明確な答弁をさけました。

安心して食べたい!
牛肉狂牛病は政府が補償を

 さいたま市で3頭目が狂牛病に感染し、畜産業者や消費者を震かんさせています。1996年WHOが勧告したにもかかわらず、牛の飼育に使用されている「肉骨粉」の廃止を法律で決めず法的に規制しなかった政府の責任は重大です。平井議員は廃乳牛した乳牛が売れなくて困っている畜産農家の実態やすでに廃業した焼肉屋さん「牛肉が全く売れず、店を閉めるしかない」という肉屋さんの声など紹介し、国は「原因と責任を認めさせ経済補償させる」意見書をあげることや、市は畜産農家や関連業界の調査をして生計の保証の手だてをと求めました。

うるさい騒音!
バイパス463号線問題県と交渉

 県に対する住民要望をもって柳下県議と所沢市議団が川越土木事務所と交渉しました。平井議員は国道463号線バイパス沿いの西狭山ヶ丘雨水対策の「遊水地」の整備と463号線の付近住民が騒音がひどくて引っ越しが相次いでいる状況を訴え「高機能舗装」による騒音防止と雨水浸透対策を求めました。対応した内野副所長は「遊水池については調査して対応する」バイパスの道路整備については「来年度以降の損傷復旧工事の中で検討する」との回答あり、平井議員は3月議会でも取り上げ署名などもして関係住民と一緒に取り組む決意です。

※地図を示して、バイパス463号線の騒音対策を求める平井議員

 
 

福祉の町でお年寄りいきいき
市民参加の鷹巣町に学んで


 福祉のまちづくりで話題を集めている秋田県鷹巣町へ視察し、岩川町長とも懇談しました。町長は「住民の願いを生かすことが私の基本姿勢です。お年寄りの多くが、老後の不安を訴えていたことから、何をおいても福祉政策が大切」と住民参加で福祉のまちづくりを進めています。鷹巣町では「ケアタウン鷹巣」という高齢者、障害者の在宅を支援するための福祉施設をつくり、老人保健施設と短期入所施設、隣接地に「補助器具センター」も建設され、すでに130人のスタッフが24時間体制でお年寄りを見守っています。空店舗を利用した「元気ワールド」は世代間交流の場として福祉だけでなく総合的な相談もできます。また職員二百名のほか社会福祉協議会や福祉公社などで若い職員400名を雇用し、町の過疎化を止めていることも注目されます。民主的な住民参加を徹底することで住民が行政に関心をもち、一緒にまちづくりができるという事を学びました。