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大沢えみ子
悲しい事件
狭山で起こってしまった悲しい事件。やるせない。「3歳の子どもの命が虐待によって失われるなんてあってはならない」「警察や行政の対応はどうだったのか」

それはその通りだと思う。でも私は懸命に対応している職員さんの姿も知ってる。通報があれば48時間以内に確認を行い、必要があれば情報を共有しながら様々な機関と連携しながら対応に当たっている。でもそれは本当に難しくて。「あなた虐待してますよね?」なんて言ったら門前払いになるし、お母さんの気持ちに寄り添いながら、子どもが可愛いと思えるようになるまで支援するには時間も人員も必要。そしてそれは圧倒的に足りてない。問題は複雑化しているのに、職員は削減され、専門職は民間化され、これ以上どうしろと?オスプレイとか買ってる予算あるなら現場に人を回せ!


今回のケースでは若年での出産であり、保健師が訪問していたが、身体への痣などの虐待傾向は見られなかった。2度の通報時に警察が確認した時も同様。であるならば児相は保護などしない。子どもは基本的には親元にいるのが良いのだし、本音を言えば施設に空きがない。よほどの緊急時でしか保護されない実態がある。

ご近所の助けは大事だけど、そもそも若年での出産になったのは何故なのか? 女の子は昨年の夏前、2ヶ月間だけ保育所に通っていた。母親が保育できるようになったとして退所しているが、その頃から内縁の夫と暮らし始めたよう。…この国でシングルマザーで子ども2人を育てるのは正直、至難の技だ。ギリギリのところで頑張ってきて甘えられる人を見つけて、それを失いたくなくて一緒になって虐待に走る…そんな構図が見えはしないか?本当にパートで25万円稼げたら、もうちょっと自立した考え方もできるんじゃない?と思う。

こういう事件が起こる度に、問題の根は深いと思わざるを得ない。
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