議員団視察:滋賀県野洲市「生活困窮者自立促進支援事業」
相談員さんからも説明を聞きました
議員団の視察最終日は、滋賀県野洲市さんの生活困窮者自立生活支援事業について。大変視察が殺到しているということで、地元議員の野波さんに説明を頂きました( ^ω^ )消費生活相談の時代から高い評価を受けている野洲市さんですが、現在は「市民生活相談課」として、市民の困りごとをあらゆる角度から相談にのっています。
「税金が払えない」と相談に来られる方の背景には、仕事を失っていたり、介護や障害を抱えていたりと様々な要因があります。その人にどういう支援が必要なのか、関係課と連携して支援をする…のですが、野洲市さんのすごい所はそれをワンストップでやっている事。社会福祉協議会からも派遣職員が来ていて、必要ならその場で貸し付けの手続きができます。また、ハローワークと連携した就労支援ナビゲーターさんによる就労支援(スーツの貸し出しや面接時のメイク指導も！)、税金の減免、家計相談、債務があれば法律相談につなぐなど、「おせっかい」を基本にして既存の枠を超え、まちづくりとして皆んなで生活困窮者を支える仕組みを作っています。
野洲市 野波議員さんと議場にて
今年度からは国の地方創生補助金を活用して「終活支援相談事業」も開始。身寄りがない、家族と疎遠などで、自分が亡くなった後の手続きや相続などに困っている方に向け出張法律相談を実施して、希望があれば遺言書の作成や事務手続きを支援するというものです。驚いたのはこれを空き家対策、困窮者対策につなげている事！相談にあたる弁護士や行政書士さんと連携して、相談者に「自分の死後は家屋を寄付する」との遺言を作って頂き、それを地域の交流の場や困窮者向けの住宅としての活用につなげているそうです。
今回は本当にどこでも勉強になる事が満載の視察でした。活かせるものは少しづつでも狭山に活かして行きたいなぁp(^_^)q お世話になった皆様、本当にありがとうございました！年度からは国の地方創生補助金を活用して
