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チコちゃんに叱られる(買い物かご編)
 選挙戦の合間に、母の想い出を一つ。
 チコちゃん、2月の放送で、「買い物かご」の話がありました「。何故、買い物かごからレジ袋になったのか?」という話。「買い物かごでは女性のストッキングを引っかけて破ってしまうから」というのが答えでした。最近ではレジ袋をスーパーも出さないように持参してもらうか、買い物袋の持参を勧めています。エコのためですよね。
 「買い物かご」では母との想い出があります。東京オリンピックの年に私たち一家は宮城県の栗原郡の開墾地から上京。東京都江戸川区小岩に隣接する鹿骨(ししぼね)という町(鹿骨という地名の由来はインターネットなどですぐに見られます)。私が小学校5年の時でした。
 母はパートタイムで仕事を始め、平日は留守。日曜日だけが休みだったように思います。日曜日の夕方、母とスーパーに買い物に行くのが楽しみでした。その時、私が願ったのは、母が買い物をするとき、他のお母さんたちと同じように「買い物かご」を下げて買い物をすることでした。普段は一緒にいられない母と、買い物かごを下げる母と買い物をしたかった。あるとき、やっと母は買い物かごを買いました。嬉しかった。
 母は休みの日は洋服ではなく、和服だったように覚えています。買い物かごでストッキングをひっかけるというようなことはなかった。
 母は毎日の夕飯の献立を考えるのはきっと大変だったのではないかと思います。私は母に提案します。「日曜日の夕飯はカレーライスと朝鮮漬けがいい(福神漬けではないんです)。それにしよう」と。それからは、母は日曜日に迷わずカレーライスと朝鮮漬けに決めてくれました。
 私は「ちょっと、辛いな」と思いながらも、両方とも大好きで毎週の日曜日が楽しみだった。母は材料をスーパーで買うと、私の憧れの買い物かごに入れて帰りました。
 1964年の東京オリンピックから45年。「もう二度と日本でのオリンピックは見れないから、よーくみておけよよ」と言って、授業中に見せてくれた鹿骨小学校の先生の言葉も、併せて思い出しました。


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