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猪股嘉直
一度ウソをつけば二度ウソをつく
おふくろは、私に物心がつくころからいろいろな諺を話してくれた。
宮城の山奥で、幼稚園などなく、隣の岩手県一関市にあった幼稚園の先生が、一週間に一度だけ土曜日に、村の小学校に出張してくる。その日以外は母が私の幼稚園の先生のようなものだった。

母が教えてくれたことは

母は、「一円を笑うものは、一円で泣く」といって、「一円でもバカにしてはだめだ」と口酸っぱく言っていた。その当時、一円は札と硬貨が共存していた。一円をぞんざいにできる境遇でもないし、なおさら大事にした記憶がある。
また、おふくろは、「のど元過ぎれば熱さ忘れる」という諺もよく話してくれた。今、辞書で調べれば「熱いものも、飲みこんでしまえばその熱さを忘れてしまう。転じて、苦しいときに助けてもらっても、楽になってしまえばその恩義を忘れてしまう」という意味だが、母が言わんとしていたことは、後者の「楽になってしまえばその恩義を忘れてしまう」だった。
「ウソは泥棒の始まり」もよく聞かされた。「ウソ」に関してはもう一つ、良く聞かされたものに「一度ウソをつけば二度ウソをつく」だった。そして、ウソを積み重ねるようになると。一度のウソを誤魔化すために、二度も三度もウソをつくようになるのだと。子どもの頃、ウソは怖いものだと身に染みた。

ウソの上塗りは、本人から周りにも感染

さて、今の日本の「アベ政権」、13年前に別な世界に逝ってしまった母がいたらなんと言うだろうか?
「アベさん、ウソをつき始めたら、またウソをつくことになるよ。一度ついたウソを隠すために、またウソを言わなければならなくなる。ウソの上塗りを重ねることになる」と言うだろうか。
国会中継、ニュース、ワイドショーを見ていると、アベさんのウソだけではなく、アベさんを庇う周りの人までウソを言っているように思える。ウソ感染症だ。
今度は私がおふくろに教えてあげたい。「一度ウソをつくと、二度ウソをつくだけでなく、周りの人も感染してウソをつくことになるんだ」と。


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