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議員だより
猪股嘉直
沖縄は多くの国民が知らぬ間に、どうなっていくのでしょう
今、沖縄でなにが起きているのか。自民・公明の安倍政権は沖縄県民が反対している、名護市辺野古に米軍新基地建設を強行しようと、県民の反対する意向を無視して強権的に工事を進めようとしています。

沖縄県民は、辺野古No!

ご承知のように、この問題を争点にした選挙戦が、沖縄では昨年の1月から12月までに3回行われました。まず1月に名護市長選挙です。「新基地建設No!」を掲げる稲嶺ススム氏が、「新基地建設推進」を掲げる前自民党県議の末松文信氏を破り再選されました。
続いて11月の沖縄県知事選挙と那覇市長選挙です。県知事に当選した翁長氏は、自民党の那覇市議会議員、自民党の沖縄県議会議員、自民党公認の那覇市長でした。前回の県知事選挙では、翁長氏は仲井真氏の選対本部長だったのです。ところが、県民との約束を反故にした仲井真前知事に対抗して翁長氏は県知事選挙を闘い、「新基地建設絶対反対」を掲げ、仲井真氏に10万票の大差をつけ圧勝したのです。同時に行われた那覇市長選挙では仲井真氏の後継者、前副市長の城間幹子氏が、仲井真前県知事の副知事だった与世田兼稔氏(自民・公明推薦)を破り当選したのです。
 そして極めつけは、12月の衆議院選挙。沖縄の4つの小選挙区選挙は翁長知事を誕生させるために手を結び、新基地建設絶対反対の4人の候補者が全て当選(共産・社民・生活・無所属)し、自民党の小選挙区候補者は全滅したのです。
 

メデイアの良心はどこに?

 これだけ、沖縄県民は「新基地建設No!」の意思を表明しました。ところが、この沖縄の声に対して、自民・公明の安倍政権は、沖縄の声を伝えようとして上京した翁長県知事の面会要請に応じません。夜な夜な、高級飲食店でマスメディアとは仲睦まじく酒を酌み交わしていながら、国民の声を伝えようと必死の知事には会わない!「新基地建設は粛々と行う」と言い放ってはばかりません。
 安倍首相とメディア幹部との会食は2013年1月から昨年12月16日(衆議院選挙開票2日後)までの2年間で、合計47回。毎月2回ずつ会食をしている勘定です。これでマスメディアが権力のチェックができるのですか?
 さてその会食のお相手です。多い順に、読売、フジテレビ、産経、日本テレビ、日経、朝日、毎日、共同通信、時事通信、テレビ朝日と並びます。回数は少なくとも、NHKも島田敏男解説委員が3回、NHKインターナショナルの諸星衛特別主幹、元NHK会長の海老沢勝二氏も参加されています。
 どういう時に会食が行われるのか?これまでの実績を見ると、例えば昨年12月の総選挙、自公圧勝(事実はどうでしょう)を報道した12月16日の夜。集団的自衛権行使容認の閣議決定を行った7月1日の3日後。消費税増税を実施した4月1日の当日と翌日。安倍首相が靖国参拝を行った一昨年12月26日の夜など、マスメディアの報道がどのように行われるのか大変気になる時に会食が行われているのです。


 沖縄で起きていることが知らされない!

 さて、沖縄では今、県民が基地工事をさせまいと、見張り、座り込みを行っています。ところが問答無用で「工事を行う」と、夜中に資材を運んだり、夜討ち朝駆けの泥棒のようなことをしているのです。それがほとんど国民に知らされない。昨年、香港で「不公平な選挙制度」と怒った学生たちのデモや抗議行動が、これでもかこれでもかとテレビ、新聞で報道されました。
 じゃ、一体何故、沖縄の事実は報道されないのか?何故ですか?


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