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地域の風景 (4)
 広瀬東3丁目、緑陽高校南側道路の歩道が拡がった
学校給食センター跡地に歩道スペースをとって拡がった、緑陽高校前の道路
学校給食センター跡地に歩道スペースをとって拡がった、緑陽高校前の道路
 「縄延びの土地」という言葉、聞いたことありますか?不動産用語だそうです。測量技術の未熟さなどから、実際の面積が測量の結果よりも大きい事を言うそうです。逆の場合は「縄縮み」の土地とのこと。
 広瀬郵便局からつつじ野団地方面に向かう途中に埼玉県立緑陽高校があります。前の埼玉県立狭山高校です。その南側にはかつて狭山市立学校給食センターがありました。今は更地になり、不動産業者に売られ、住宅建設が真っ最中です。この土地が縄延びの土地だったのです。
 1965年(昭和40年)に開校した狭山高校は、広瀬地域の方々が譲渡した土地に建てられたのです。その際に、測量の未熟さ等からか、必要な面積を上回る土地(縄延び)が発生しました。それを活用したのが学校給食センターの土地です。
私は以前、この学校給食センター跡地の活用について幾度か議会で取り上げてきました。地元住民が公的活用を願って譲渡した土地を、民間に売却していいのか?市民のために活用するべきだと。
 隣接する市営住宅榎団地も2〜3年先には鵜の木市営住宅と統合して、なくなります。広瀬公民館もバリアフリーの視点、老朽化、陶芸などの設備などからも建替えも視野にいれなければならない時期ではないかと問題提起もしてきました。
 給食センター跡地、榎市営住宅、現広瀬公民館、間にある上広瀬地区子供広場を一体として活用し、充分な駐車場も確保し、合同庁舎的な設備を持った公的施設ができる。新しい公民館、図書館分館、高齢者施設、狭山市駅から智光山に向かう中間点で休憩所などを兼ね備えた施設ができないか、という提案もしました。
 残念ながら、市の執行部の考えは「No」でした。そして、給食センター跡地の販売をすすめ、とうとう、不動産業者に売却、現在の状態になったのです。
 つつじ野団地などの地域の皆さんの声をもとに、せめて高校とセンター跡地の間の道路、歩道部分の改良をすべきだと主張した結果、歩道の拡幅だけが行われました。車道と歩道の高低差が激しいこと、歩道が狭く車椅子も利用できない事を指摘し、担当課に売却してからではできない!売る前に整備する様求めました。当初、難色を示していたものが、何とか実現にこぎつけました。
 残された課題は、市営住宅と子供広場、公民館の用地を使った公共施設(公民館を含む)を住民の声を反映させた素敵なものを造ることかと思います。
 緑陽高校前の広瀬東3丁目に、地域に優しい新しい公共施設を造る。広瀬東の新たな風景を思い描いています。

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