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北欧 自主学習の旅 2

窓から手を振って歓迎してくれた子供たち
窓から手を振って歓迎してくれた子供たち
授業の休憩中は全員 外に  
 デンマークの首都コペンハーゲンから約53qのところに小中一貫校の国民学校がありました。私たち埼玉自治体問題研究所の団体が訪れることを教師から知らされていた子供たちは、私たちの乗ったバスが到着すると、窓から顔を出し、大喜びして大歓迎。窓は子供たちの顔で鈴なりになりました。
 授業の合間の休憩時間、子供たちは全員が教室を出ます。教室には鍵をかけられるのです。校庭には子供たちが遊べる遊具はもちろん、卓球台や居場所スペースが広がっています。子供たちは思い思いに休憩時間を楽しみ、リラックスして過ごします。
                                 
「写真撮ってえー」ろポーズをとる子供たち
「写真撮ってえー」ろポーズをとる子供たち
 
休憩時間に卓球で遊ぶ子供たち
休憩時間に卓球で遊ぶ子供たち
私たちが校長先生に、この学校の教育方針や状況を聞いて外に出たとき、子供たちの休憩時間と一緒になり、子供達と交流しました。珍しい訪問者が現れると周りに集まってくるのはどこの国も一緒だなと思いましたが、たくさんの子供たちに囲まれ
遠くからはにかんで見ている子供
遠くからはにかんで見ている子供
ました。「一緒に写真を撮って」「サインをちょうだい」とせがむ子や、はにかんで寄ってきたいのを我慢する仕草の子など、本当に愛らしい子供たちとのひと時でした。

クラスは26人学級

 授業が始まり、低学年(2年生か3年生)の教室で学習の風景を見学しました。クラスは26人学級(過去には20人学級だったとのことです)です。教室には勉強机がランダムに配置され、規則というイメージはありません。2人机があったり、1人机もあります。

勉強は短くても集中して…

 勉強は「長時間」よりも「短くても集中する時間」を大事にしています。ですから、一定の時間勉強すると、勉強をやめて、みんなで歌を歌ったり、踊りをしたり、先生と一緒にやるのです。どのように選ばれたのかは不明ですが、数人が先生と一緒に前に並び、音頭をとって、歌い、踊ります。10分程すると、席に戻り、集中して勉強するので
勉強の手を休めて、みんなで歌って踊る。楽しそう。
勉強の手を休めて、みんなで歌って踊る。楽しそう。
す。
 授業では先生が子どもたちに質問をします。子供たちは全員が手を挙げます。分からなくても挙げます。先生がその子にさして、答えられなくても、先生は叱りません。褒めるのです。「よく手を挙げてくれたね」と。ここで、叱ると子供たちは手を挙げなくなります。努力して答えられるように勉強しようとしなくなるのです。褒められれば頑張って答えられるようになろうとするのです。


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