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亡き母の友人、「Eさん」は、医療費で苦しんでいる
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 母が亡くなってずいぶんたちました。今年の6月に七回忌を迎えました。
母の友人のEさんは、70歳はとうに過ぎている方ですが、かなりのご高齢まで、中野まで電車に揺られ、仕事をしていました。1978年9月8日に自衛隊機の墜落事故が起きましたが、Eさんの家はその現場から40mぐらいのところでした。国道16号のすぐ傍です。そこから、新狭山の駅まで、私たち健常者の足で15分から20分。Eさんは、毎日、その距離を歩き、さらに電車に乗って、中野まで通勤していました。
今では、毎日のお風呂通い(サンパーク奥富)と定期的な病院受診の生活となっています。会社勤めをやめ、足腰が衰えてきました。
Eさんは、生前の私の母のお友達でした。Eさんから約50m、青陵高校側に下ったところが母の住む家、私の実家です。近所ということで、良く行き来をしていたようです。
今、Eさんはご主人と二人暮らし。足腰が弱って、通院はきついと、タクシーを利用していました。往復のタクシー料金、病院の医療費、薬品代を合わせると、1回の受診に7000円〜8000円とのこと。本当に大変だと。
サンパーク奥富に通うようになって、浴槽での歩行訓練が功を奏し、今では歩行状態がかなり改善。歩いて新狭山、電車で狭山市、バスに乗り、その後にまた歩いて病院に到着。タクシーを利用しなくともよくなったと。

1970年代は老人医療費無料化の時代

私が医療機関に勤務し始めたのが38年前。その頃は、医療費の無料化が毎年のように改善し、80歳、70歳、68歳と無料化がどんどんすすんでいました。
終戦後の破壊された国土を現在の姿に造りかえてきた、人生の先輩の方々、「医者に無料でかかれるのは当たり前だよ」と思いつつ、患者さんとの対応をしていました。
しかし、医療制度はどんどん改悪されてきました。負担割合が増え、無料の制度なんて本当にあったの?と思ってしまいます。

米軍思いやり・政党助成金・証券優遇をまずやめるべき


 「国の財政が厳しいから、国が借金しているから、しょうがない」と言われ続けています。本当にそうでしょうか?
支出する義務のない米軍への思いやり予算、1,858億円、憲法違反の政党助成金319億円、証券優遇税制の延長で5,000億円など、庶民の暮らしに関わりのないところには大盤振る舞いの金使いです。
消費税の増税論議が出るとき必ず言われるのが、「高齢者社会だから、社会保障に金がかかる」と言います。しかし、社会保障をよくするために、充分なお金を使った形跡を見つけ出すことができません。
「震災復興に必要だから、しょうがない」という声も聞こえます。
それもそうだ。それなら、まず、思いやり予算をやめて、政党助成金もやめて、証券優遇税率も本来の税率に戻してから言ってもらいたいのです。

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