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議員だより
猪股嘉直
「私は、一体どんな罪深いことをしたのだろう」という声が聞こえます
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とうとう、お茶にまで、放射能の影響が出始めました。ついに来てしまったかという思いです。

狭山のお茶は本当に美味しい

私は、狭山市に住むようになるまで、あまりお茶には興味とか、飲みたいと思うこともなかったのです。20歳になったころ、狭山市に住み、「お茶って美味いな」と思うようになりました。自然と、静岡茶よりも、宇治茶よりも、美味いと感じるようになりました。
我が家では、お茶は大抵の場合、私がいれます。共産党の議員団のお茶も、大体私がいれていました。お湯をさまし、温度をさげて、茶葉を約1分間お湯に浸し、少しずついれていきます。1番茶の時です。
2番茶のときは、お湯に浸して、すぐにいれます。飲まれた方が、美味しいと言ってくれると、嬉しくなります。
さて、そのお茶。狭山茶まで、放射性物質が基準値以上にあったと。
この報道を、お茶の生産者はどのように聞いたでしょうか?販売店はどうでしょうか?消費者は?お茶愛好家は?原因をつくった国と東電はどうでしょう?
生産者と販売業者は、「一体自分はどんな悪いことをしたのか?何故、自分がこんな目に会わなければならないのか?」と自問自答しているのではないでしょうか?


この後に及んで、まだ原発にしがみつく?

驚くのは、それでもまだ原発にしがみつこうとしていること。金が儲かるなら、他人がどんな目に会おうが、そのために自殺をしようが知ったことじゃない。
放射能被害で酪農ができなくなった方が、自ら命を絶ったというニュースを聞きました。怒りがこみ上げます。加害者が、のほほんとして、求められる補償も、いろいろな理由を付けて払わず、相変わらず原発で儲けることを考える。被害者は、悪くもないのに窮地に追いやられ、どん底に落ち込んだり、命を絶ったり。

遊び感覚の大臣訪問

ところで、野田総理が任命した鉢呂経済産業大臣が辞任しました。被災地に行って、記者会見では原発周辺を「死の町」と言い、取材記者には防災服を付けて「放射能を付けたぞ」などと、まさに遊び感覚で、被災者の心を踏み付ける発言を続けたと。

同じ穴のムジナのインタビュー

さて、これに関連して、11日のNHK、朝7時は、野党の見解はどうかと報道しました。自民党、公明党の二つの政党のインタビューを報道するにとどまりました。考えて見るに、この辞任劇。元はと言えば原発被害が発端です。自民党も公明党も、この原発推進をとうとうと続けてきた政党。この方々だけのご意見を伺っただけでいいのでしょうか?原発の危険性を、建設のときから警鐘乱打してきた政党があるのに、一切無視する。
NHKと民法は1996年9月に「放送倫理綱領」なるものを自らの手でつくっている。即ち、「放送は、いまや国民にとって最も身近なメディアであり、その社会的影響力はきわめて大きい。(中略)放送は、意見の分かれている問題については、できる限り多くの角度から論点を明らかにし、公正を保持しなければならない。」と謳っている。
しかしながら、NHKを始め多くの報道は、堂々とこの綱領を破る。私は、これまでにも幾度かNHKと民法に意見を述べた。しかし、対応した担当者は非を認めても、一向に改善されない。「綱領」は私たちが、NHKと民法につくれと言ったのではありません。
この事象を見たとき、私は「原発事故はこれからも続く。マスコミもその原因を作っている」とため息をついてしまいました。


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