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猪股嘉直
8月だけでなく、毎月が平和の月に
親子で平和の鐘つき
親子で平和の鐘つき
 8月は終戦記念日があり、ヒロシマ・ナガサキの原水爆禁止世界大会があり、多くの人々が「平和」について考える月になっています。
 原爆投下から、終戦から66年目の今年。
 
平和の鐘つき、家族5人で参加。孫も

 6日に広瀬の信立寺に平和の鐘つきに行きました。毎年の行事で、みんなが平和を願って鐘をかわり番につくのです。
 今年は28人が参加しました。そのうち我が家からは、私と家内と、長女と那須から遊びにきていた長男夫婦と孫の5人。福島第一原発から100kmの那須を一時的に離れ、核廃絶の願いを込めて、鐘つきに参加してもらいました。世界から核兵器と核物質がなくなることを祈って。

 映画「黄色い星の子供たち」
LOVE Cinemas 調布 HPより
LOVE Cinemas 調布 HPより


 10日に那須のお客さんを大宮まで送り、その足で日比谷に出て映画を観ました。
「黄色い星の子供たち」。フランス、ドイツ、ハンガリーの合作映画です。1942年(第二次世界対戦中です)、フランス政府の手によって行われた史上最大のユダヤ人一斉検挙。95年、当時のシラク大統領がフランス政府の果たした役割を認めるまで、事件はナチス・ドイツのユダヤ人迫害のひとつとされていたとのこと。
 ナチスの支配下にあったフランスは、ナチスの言うがままにユダヤ人の引渡しに応じます。増えすぎたユダヤ人移民を撤廃するのに好都合と考えたのです。ユダヤ人は衣服の胸に、ユダヤ人と分かるように「黄色い星」を縫いつけさせられていました。フランス警察の責任者は警察の権威を認めるのを条件に、自らの手でユダヤ人を検挙することを承諾します。
 42年7月16日の未明4時。1万3千人のユダヤ人(子供、女性、妊婦、高齢者を含む)が検挙されました。そして収容所へ送られ、ガス室に。途中で逃げ出したわずかな子供たちと助けた人々の再会が、観るものに救いを与えたと想います。

 赤塚さんや、ちばてつやさんの漫画展

川越で開かれる漫画展 on Twitpic HPより
川越で開かれる漫画展 on Twitpic HPより
 12日には日本中国国交回復40年記念企画 漫画展「中国からの引き揚げ〜少年たちの記憶」を川越市立美術館に観に行きました。この企画は「漫画展実行委員会」が主催し、近隣の自治体も後援されました。狭山市も狭山市教育委員会も後援団体のひとつです。
 漫画展の内容は、日本が中国に進出していった1930年代から終戦で日本に帰還するころまでを描いた作品です。著名な漫画作家が数多く登場しています。実際に中国で暮らし、命からがら帰国した方々の作品です。ちばてつやさん、赤塚不二雄さん、北見けんいちさん(釣りバカ日誌)などの作品70点がズラリ。他国への侵略、戦争を二度と繰り返すなという作家の想いのこもった作品群でした。
 
平和の取り組みを、いつでもどこでも

8月は催し物も、平和を考える機会も多いのです。でも、十分とは思いません。まだ世界のいくつかの所で、争いがあります。テロもあります。それを口実にテロ対策がすすめられ、その結果またテロが繰り返されます。
 世界の人々は、これまでにたくさんの犠牲を払って、「戦争は二度と繰り返してはいけない」という結論を見つけました。しかし、「戦争」によって利益を得ようとする人々もいます。その考えこそ世界からなくさないといけません。8月だけの「平和」月間でなく、いつも平和を考えるように。

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