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茶の花号の運行について。いい面は伸ばし、改悪点は是正を!
高齢者料金の有料化は、福祉バスの歴史的経過から逸脱
運行がかわった茶の花号
運行がかわった茶の花号
茶の花号について質問します。4月1日から、これまでの運行を見直し、通勤・通学にも配慮した茶の花号になりました。私は、茶の花号の通勤・通学時間帯の運行、特に狭山市北部地域からの稲荷山公園駅への運行を求めて、議会でも取り上げてきましたので、大変喜んでおります。しかし、茶の花号のバスの台数が3台のままでの見直しなので、逆に、これまで利用していた人にとっては、バスが来なくなってしまうという弊害もあります。今回は、これらの問題についていくつかお尋ねし、提案もさせていただきます。
 まず、通勤・通学用路線の利用状況と、利用者の声について伺います。私も、利用状況について、大変気になり、運行初日から何度も乗客人数をチェックしてきました。6時台はほとんど乗っている人がいなくて、がっかりもしました。ある日、7時代に席が満席で、吊革につかまり立ちしている人が幾人かいた時は、本当にうれしく思いました。
 担当所管では、利用状況を把握されていると思いますが、この2か月の利用状況について、また同時に利用者の声についても、紹介してください。
 まだ始まって2ヶ月ですから、バスが常に座席がふさがるということは、無理かも知れませんが、まだ知られていないのではないかと思います。福祉バスという印象もぬぐえていない面もあるかもしれません。さらに利用者の増加を図るための施策についてどのように考えられているか、お示しください。
 民間バスと路線が重複しているところもあります。私はできうる限り、重複しない方がよいのではと思いますが、その点での市の見解はどうでしょうか。
 先ほど申しましたように、運行が廃止になったところもあります。私も幾人かの声を聞いています。水富公民館近くに住む、ある高齢の女性は、茶の花号で、狭山市駅まで行き、駅のそばの整形外科に通う、足の衰えた方です。茶の花号が通らなくなり、民間バスの停留所まで往復すると、自宅に戻ると足が棒のようになっていると。
 こういった声は、市にも届いていると思います。市では、このような声をどううけとめていらっしゃるでしょうか?部長の答弁を求めます。
 また、今回の運行見直しを機会に、高齢者の利用が有料になりました。この茶の花号の事業の歴史的経過から見ると、高齢者の利用における有料化はするべきではないと私は考えます。
 ご承知のように、茶の花号の事業の始まりは、98年5月、福祉バスからのスタートです。狭山市が高齢者施策の一つとして実施していた、敬老祝い金制度の支給額を減額する中で、その財源を福祉循環バス運行にあてました。
 敬老祝い金制度を具体的にみると、1996年(平成8年)当時までは75歳以上のすべての高齢者に祝い金が支給されていました。年齢別に支給額も違うのですが、総額では 4,135万円でした。97年からは77歳、80歳、88歳、99歳の節目の年齢の方だけへの支給となり、総額は2,069万円で、支出額は2,066万円減りました。2008年度では節目支給も80、88、99歳で77歳が消えました。77歳のお年寄りは1万円の支給があったのです。同時に支給される額も、80歳は2万から1万円に。88歳も3万円から2万円に。99歳は10万円が3万円になりました。合わせて、88歳99歳のお年寄りを持つ家庭には家族慰労品、家族慰労金という制度が行われるようになりましたが、全体の支出額は1,743万円で、96年との比較で、2,392万円の支出が抑えられました。
 そういった理由もあり、70歳以上の高齢者の福祉バス利用料金は無料でした。このようにみてくると、茶の花号に名前が変わっても、高齢者の無料制度は続けるべきだと考えます。部長の考えを示してください。
 また、これまで運行していたのに、廃止になったことで不便をきたしている方への対策について伺います。問題の根源は、3台というバスの台数をそのままにして、見直しを行った結果です。循環バスの時は一日おきの運行で、市内の施設や福祉施設を結んでいましたが、通勤・通学では一日おきでは用が足りません。当然毎日運行が求められるわけで、そのしわ寄せは必ずきます。
 
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 不便になったと言われている方は、茶の花号でなくてもよいから、ワゴン車のような数人乗れるものでも走らせてほしいと、願っています。特に、病院、買い物等に大変不便だと言われております。検討していただきたいのですが、答弁をお願いします。

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