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党市議団と新日本婦人の会が市内視察 トイレへの生理用品の設置と学童保育室の保育状況
西中学校のトイレに設置された生理用品
西中学校のトイレに設置された生理用品
日本共産党狭山市議団と新日本婦人の会狭山支部(以下・新婦人)が、合同で市内中学校と学童保育室の視察を行いました。
 西中学校では、これまで新婦人や党議員団が要望してきた、学校トイレへの生理用品の設置について、6月からの試行実施の状況を視察、懇談しました。
 
手作りの生理用品を使う子も
 
 学校トイレへの生理用品の設置については、昨年度から埼玉県が県立高校での取り組みを始めています。日本共産党の大沢えみ子議員は昨年と今年の一般質問で、「少なくとも市内中学校のトイレに生理用品の設置を」と求めていました。
 西中学校の浅沼校長からは「議会での質問、また市内NPOの方から、子ども達の中に手作りの生理用品を使っている子がいるらしいとの話を聞いた。以前から教育委員会には『設置を検討するなら声をかけてほしい』と話していたが、今回、教育委員会と協議する中で、試行的実施校となることとした」と説明がありました。

他の学校にも広げて

 現在、西中学校では、9か所の女子トイレに大小2種類の生理用品を設置し、養護教諭が毎週、使用個数などをチェックし補充しています。
 学校から提供された資料によれば、6月1日の試行開始から7月20日までに176個が使用されており、週によって利用状況は違いますが、多い時には50個あまりが使用された週もありました。
 浅沼校長からは、「実施にあたって心配されていた『いたずら』や『散らかし』『大量の持ち帰り』などは一切なく、生徒たちも趣旨を理解して使用してくれており、非常に順調に実施できている。問題が起きれば起きたで、どう解決したらよいか話し合えばよいと思っているが、市内でも大規模校と言われる当校で問題なく実施できれば、他の学校にも広げていけると思う」との話がありました。
 説明後、実際に学校のトイレに設置されている生理用品を視察。現在は養護教諭が多数のトイレを管理しているため、個室内ではなく、手洗い場の隣などにまとめて置いていますが、2学期からは生徒たちに管理してもらうことも検討しているとのことでした。
 学校側からは「課題としては、常設となれば、一定の予算が必要になるので、それは学校予算とは別に組んでほしい」との要望も寄せられました。
 
学童保育室の待機解消と指導員の身分保障を

 学童保育室については、市内で最も待機児童が多い南小学童保育室を視察しました。
 南小学童保育室は定員80名。現在、入室児童の約半数が1年生で、低学年でも待機児童が出ています。
 校舎内の教室3室を使用して保育を行っており、手狭な感覚はぬぐえませんが、学童保育指導員が、塗り絵や飛び出すカードなど、様々な教材を工夫して作成し、子ども達が楽しく遊ぶ姿が見られました。
 参加者からは「これだけの人数を少ない指導員で見るのは大変」「子ども達が楽しく遊んでいる姿が見られて良かった」「指導員の身分保障も必要」などの感想が寄せられました。
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