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広域飯能斎場組合議会 建て替えに向け先進地を視察
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 狭山市、飯能市、日高市で構成する広域飯能斎場組合では、老朽化した斎場の更新が課題となっています。これまでの協議で、「現地建て替え」の方針が決定し、今後、具体的な建て替えに向けて、詳細な検討が必要となります。
 こうした中、広域飯能斎場議会の視察研修として、比企広域市町村圏組合・東松山斎場の視察が行われました。
 狭山市からは組合議員として選出されている三浦和也議員(改新)、内藤光雄議員(新政みらい)と日本共産党の大沢えみ子議員が参加しました。
 東松山斎場は、比企郡の1市6町1村(東松山市・滑川町・嵐山町・小川町・川島町・吉見町・ときがわ町・東秩父村)で構成されている事務組合で、斎場圏域内の総人口は約20万7000人です。
 1982年に建築された火葬場が老朽化。2015年1月に基本構想を策定し、更新事業を開始することになりました。その後、2018年に工事着工、2021年に完成し、供用が開始されました。
 新しい建物は、ときがわ町産の材木がふんだんに使われ、内装も長寿命化やユニバーサルデザインに配慮されています。
 炉の数は飯能斎場と同じ6基ですが、将来の火葬需要の伸びに対応できるように、もう1基増設できるスペースが設けられています。
 また、一般炉のほか、小動物用の炉が設けられ、ペットの火葬も行える造りになっているのが特徴的です。
 更新にあたっては埼玉県の住宅供給公社から様々な面で技術支援を受け、工事費は設計から施工管理まで総額約24億円とのことでした。

 早期の構想策定が必要 

 東松山斎場の更新も、基本構想の策定から6年かかっています。飯能斎場は東松山斎場の1年前(1981年)に建設されており、老朽化はより深刻です、
 視察では、参加議員から活発な質疑が行われました。
 環境の観点から大きな課題となる排煙対策については、バグフィルターを設置して対応していること、使用料については検討を行ったが、元々平均より高い使用料だったこともあり、圏域内の使用については据え置きとしたこと(圏域外の使用料については見直し)などが説明されました。
 また、近年の斎場更新では、葬祭場(式場ホール等)を設置しないケースも見受けられます。 東松山斎場でも、当初は葬祭場を設置しない(現在の葬祭場を取り壊す計画)としていましたが、近隣住民から、「残してほしい」との声があり、急遽、設計変更をかけて、葬祭場を改築して使用することになったとの説明がありました。
 視察に参加した大沢議員は、「木材の使用や、ペットの火葬炉など、参考になるものが沢山あった。飯能斎場は東松山斎場よりも早く建設されている。最近も、火葬まで1週間も待ったという方もおり、老朽化の点でも、受け入れの点でも、早急な建て替えが必要。今年度中には基本構想を策定し、具体化させたい」と感想を述べました。
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