3月定例市議会 閉会 ロシアへ抗議 意見書採択
狭山議会第1回定例会は、3月17日に閉会しました。
最終日には、ロシアの侵攻に対する抗議とウクライナへの人道支援を求める意見書が、全会一致で採択されました。
意見書では「ロシアの侵攻は断じて容認できるものではなく強く抗議する」との文言と共に、迅速なウクライナへの人道支援を日本政府に求める内容となっています。
近隣の市議会でも同様の決議が採択されているほか、狭山市ではロシア連邦のプーチン大統領あてに、3月1日付で、市長名により抗議文が送付されています。
避難されている方々への支援とともに、早期の戦争終結が求められます。
その他 追加議案4件が
最終日にはこのほか追加議案として、教育長の任命、一般会計補正予算、議会関連の条例等の改正案が上程されました。
教育長の任命については、教育行政における事務方のトップであり、本来、教育現場の経験者から選任されることが望ましいものです。党議員団は、今回の任命が教育現場からの人選でないとして反対しました。
補正予算は、新年度に予定していた中学校トイレ改修のための国からの補助金について、今年度に前倒しして受け取るもので、これにより交付税の補助率が上乗せになるなど、財政的にメリットがあるとのことです。
議会関連の改正は、市の組織改正に関連して、市議会常任委員会の所掌事務を改めるほか、この間、議会内で議論してきた「文書質問」についての規定が新たに盛り込まれました。
党議員団は、東日本大震災の経験から、文書質問の導入を主張。この間の新型コロナウイルス感染症などの影響もあり、その必要性について議論がすすめられてきました。
今回の改定で、大規模災害などの発災により質問の機会がなくなるなどやむを得ない場合に限り、一般質問を文書で行うことが可能になりました。
ロシア連邦によるウクライナへの侵攻に対し
日本政府へ厳格かつ迅速な対応を求める意見書
令和4年2月24日、ロシア連邦はウクライナへ軍事侵攻を開始した。このことは、国際社会の平和と秩序を著しく脅かすものであり、断じて容認できない。よって、狭山市議会は、今回のウクライナへの侵攻について、ロシア連邦に対し、強く抗議する。ついては、日本政府へ下記の通り、厳格かつ迅速な対応を求める。
記
1、ロシア連邦に対し、国際社会と連携した制裁措置を含めこれまで以上に
毅然とした対応をとること
2、ウクライナ在留邦人の保護など、国民の生命と財産の安全を確保すること
3、社会経済への影響を最小限にとどめること
4、食料及び医療等人道支援を迅速かつ積極的に実施すること
令和4年3月17日 埼玉県狭山市議会