第8期介護保険事業計画 新たな介護保険料が値下げに
２月19日から開かれている３月議会に、新年度から始まる第８期の介護保険料が提案されています（下段参照）。
介護保険制度では、３年ごとにサービスの見込み量とその費用を想定し、保険料を算定します。
現在、２０２１年度から23年度までを計画期間とする第８期の介護保険事業計画が策定されており、医療と介護の連携や地域包括支援の充実などがうたわれています。
狭山市の高齢化率は18年度で30・５％と、全国平均（28・２％）や県平均（25・９％）を上回っていますが、一方で、要介護認定率は13・５％と、全国平均（18・７％）、県平均（15・５％を下回っており、健康で自立した生活を送っている高齢者が多いことが伺えます。
サービスの確保も合わせ
第８期計画（３年間）の事業費総額は約３５０億円と見込まれています。これまでの利用実績や、７期に積み立てた基金（約14億円）を繰り入れることで、８期については保険料が値下げされることになりました。
議員団では「値下げは良かったが、コロナの中で厳しい生活をされている高齢者も多い。費用面でサービスを我慢することがないよう、また、必要なサービスが充分提供される体制があるか、審議の中で明らかにしていきたい」と述べています。
