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 きぬがわ千代子議員の一般質問 荒川水系洪水浸水想定区域図公表について
 日本共産党のきぬがわ千代子議員は、9月議会の一般質問で、今年5月に埼玉県が公表した「荒川水系入間川洪水浸水想定区域図」(以下・入間川想定区域図)と「荒川水系新河岸川流域洪水浸水想定区域図」(以下・新河岸川流域想定区域図)について取り上げました。
 この2つの区域図は、水防法の規定により定められた想定し得る最大規模の降雨による洪水浸水想定区域と、浸水した場合に想定される水深が表示されています。さらに、作成した時点の想定し得る最大規模の降雨に伴う洪水で「入間川」と「新河岸川流域」が氾濫した場合の浸水の状況をシミュレーションにより予測したものです。

 狭山市に関係する部分

 「入間川想定区域図」の対象は、左岸が広瀬1丁目18地から、川越市的場1127地で、右岸は鵜ノ木から川越市池辺1969地までです。
 指定の前提となる降雨は、入間川流域の3日間総雨量が740mmです。
 「新河岸川流域想定区域図」では、対象となる河川に不老川が盛り込まれました。算出の前提となる降雨は、新河岸川流域の2日間の雨量が746mmです。

 洪水浸水区域図の認識と対応は

 「入間川想定区域図」では、新たに、霞川合流地域と鵜ノ木、広瀬一丁目地域が拡大され、「新河岸川流域想定区域図」では、不老川が盛り込まれました。
 きぬがわ千代子議員は「埼玉県から公表された2つの洪水浸水想定区域図について、市の認識と対応は」と質問しました。
 担当部長は「埼玉県が公表した『洪水浸水想定区域図』は、平成27年度の水防法改正と、昨今の激甚化している各地の水害をうけ想定し得る最大規模の降雨に対応した見直しがされたと認識している。なお、入間川の区域拡大や不老川が新たに盛り込まれたため、今後の水害予防などに活用していく」と答弁しました。

 ハザードマップ改定の考えは

 近年大型台風や大雨が大きな被害を出しています。
 ニュースでは「日頃からハザードマップ等を良く見て、避難所の確認など、災害に備えてください」と周知しています。
 きぬがわ議員は「現在2つのハザードマップと防災マップがあるが、大雨時に浸水して避難できなかったなど危険な避難所も出てきている。ハザードマップや防災マップ改定の考えは」と質しました。
 担当部長は「埼玉県の見直しにより、現行入間川に加え広瀬橋上流側や不老川に洪水浸水想定区域が示された。今後『入間川洪水ハザードマップ』を改定し、新たに『不老川の洪水ハザードマップ』を作成していく」と答弁がありました。  

 高齢者等に早目の避難指示は

 高齢で1人暮らしの方や、腰や膝が痛い方などは、暗い夜の避難は危険すぎて出来ません。
 きぬがわ議員は「高齢者や避難行動要支援者名簿に登録されている方にむけた、早目の避難所開設についての考えは」と質問しました。
 担当部長は「防災行政無線、緊急速報メール、配信サービスや、聴覚障害の方向けにFAXを利用した『緊急通報システムFネット』等に加え、避難行動要支援者名簿に登録した方の固定電話に情報を音声配信する『避難情報等電話一斉配信サービス』を、今年度から入間川浸水想定区域を加えて提供していく」と答弁しました。
 きぬがわ議員は「今年も台風が発生し沖縄県や九州に大きな被害が出ている。新しいハザードマップが、洪水浸水の危険性や避難方法を理解し行動できるマ守れるマップであること、早期避難で市民の誰もが命の安全を守れるよう期待する」と要望しました。
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