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議会報告
文教厚生員会の所管事務調査 コロナ禍での各施設の取り組み
 狭山市議会文教厚生委員会では、11日に所管事務調査を行い、コロナ禍の中で、学校や公民館など福祉・教育施設でどのような取り組みが行われたかの報告を受けました。

 各施設で工夫を凝らして

 公民館では各館が発行している「公民館だより」に新型コロナウイルス感染症対策についての記事を掲載。予防の重要性やマスクの作り方などを周知しました。
 保育関連では、保育士の先生方が、親子向け番組『おうちであそぼう!』を狭山ケーブルテレビで配信。社会福祉協議会では、約1万枚の「お元気ですかカード」をポスティングし、電話相談を受け付けたほか、一人暮らしの学生向けに食材の支援を行いました。
 博物館や体育館でも、文化財めぐりの動画や、自宅でできる手軽な体操の動画を作成し発信。これは現在も好評で、第2弾も作成されています。
 図書館では、電子図書のサイトや、おすすめの子供向け図書をホームページで紹介したほか、小中学生向けに、おすすめの図書5冊をセットにした「お楽しみパック」を作成し、自宅で本を楽しんでもらえる取り組みを実施しました。「お楽しみパック」は、3月は20パック、4月は126パックの利用があったとのことです。
 特に大きな影響を受けたのは学校関係です。3月2日から行われた突然の一斉休校、その後約3カ月にも及ぶ自宅待機の状態が続き、子どもや保護者に大きな不安を与えました。
 学校現場では、保護者への連絡、休校中の課題準備等の対応に追われ、学校再開後も、消毒などの予防策や熱中症対策をとりながら夏休みを短縮しての授業と、手探りで対応にあたってきた様子が報告されました。
 文教厚生委員である日本共産党の大沢えみ子議員は「一斉休校が本当に必要だったのか、今後の備えのためにも、専門家による詳細な検証が必要」と指摘しました。
 
新たな取り組みも続々

 現在も東京都をはじめ、連日感染者が出ており、予断を許さない状況ですが、消毒などの感染予防対策を行いながら徐々に日常を取り戻す動きが始まっています。
 各施設では、消毒やパネルの設置など、感染予防の取り組みと同時に、新たな取り組みが開始されています。
 博物館では、長年人気の「古文書講座」について、受講生を3つのグループに分割し、各回講師のビデオ映像を放映する方法で実施します。
 公民館でも、動画配信サイトを活用した家庭で出来る「プログラミング体験講座」や、資料を配布して行う在宅講座の実施、(「さやまの料理」「大人の塗り絵」など)、また、木片を使った一輪挿しキットを配布して自宅で作成してもらうなど、在宅でもできる取り組みを始めたとのことです。
  大沢議員は「コロナの中でも各分野で様々な工夫を凝らした取り組みを行っている様子が分かった。この経験を教訓に、動画や図書のお楽しみパックなどは、ぜひ平常時にも活用してほしい」との意見を述べました。
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