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狭山市議会6月定例会閉会 現市長へ2本の決議が
狭山市議会6月定例会が閉会しました。最終日の26日、小谷野市長に対して2本の決議案が提出されました。
 一つは「法令の厳格な遵守と小谷野市長に反省と謝罪を求める決議」で、無所属の田中寿夫議員、高橋ブラクソン久美子議員、会派・はつらつ創造の大島政教議員、中村正義議員、金子広和議員の5名が提出しました。
 内容は、小谷野市長の政治団体である「こやの剛後援会」が3つの政治団体から寄付を受けながら政治団体収支報告書に記載していない、との一般質問での指摘に対し、「個人からしかもらっていない」と答弁したのは事実に反するものであり、「政治家として法令遵守への市民への信頼を裏切り、狭山市の首長としての資質を問われるもの」としています。
 日本共産党議員団は「この問題は新聞各紙でも報じられており、事実確認は必要」としながらも、提出時点でそれらを確認できる資料を直接持ち合わせていないことから、この決議の採決については退席しました。
 決議案は5名の提出議員と無所属の西塚和音議員が賛成しましたが、賛成少数で否決となりました。

市民に真摯に向き合う姿勢を

 もう一つは入曽駅周辺整備事業に関して「適正な事務執行を真摯に行うことを求める決議」です。小谷野市長は4月26日に西武鉄道株式会社と入曽駅周辺整備事業に関する基本協定書を締結し、その中で「事業に関するすべての費用を狭山市が負担する」と、将来にわたる負担について約束しています。
 このような場合、本来は地方自治法第214条に規定する「債務負担行為の議決」を市議会において行うべきですが、これまでそのような議案は提出されていません。
 議会の議決なく予算が自由に執行できるという事になれば、執行者に対して住民の代表である議会が監視・チェックを行うという「二元代表制」が、根底から覆されることになりかねません。
 日本共産党の猪股・大沢・衣川の各議員は、この問題を重く受け止め、無所属の田中議員、会派・はつらつ創造の金子・大島・中村議員とともに、7名で「法令に則って適正な事務執行を強く求める」との決議案を提出しました。
 採決では無所属の西塚・高橋両議員が退席、賛成者は提出者7名のみで、決議案は否決となりましたが、1つの議会で現職市長に対して2本の決議案が提出されるのは異例です。
 7月21日、参議院選挙と同日で狭山市長選挙が行われます。党議員団は「立場や政策は様々あるが、15万市民の首長として少なくとも法令遵守と市民の代表である議会に真摯に向き合う姿勢が必要」と述べました。

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